流域マネジメントとは

流域マネジメントについて

水循環基本計画では、流域の総合的かつ一体的な管理は、一つの管理者が存在して、流域全体を管理するというものではなく、森林、河川、農地、都市、湖沼、沿岸域等において、人の営みと水量、水質、水と関わる自然環境を良好な状態に保つ、又は改善するため、様々な取組を通じ、流域において関係する行政などの公的機関、事業者、団体、住民等がそれぞれ連携して活動することを「流域マネジメント」といいます。

都市化等に伴う水循環の変化と健全な水循環のイメージ

流域水循環協議会

水循環基本計画には、流域マネジメントを進めるに当たっては、流域ごとに「流域水循環協議会」を設置し、『関係者の連携及び協力の下、水循環に関する様々な情報(水量、水質、水利用、地下水の状況、環境等)を共有する』とともに、流域の特性、既存の関連諸計画等を十分に踏まえつつ、当該流域の流域マネジメントの具体的内容を定める「流域水循環計画」を策定することとしています。

流域水循環計画

流域水循環計画には、(1)現在及び将来の課題、(2)理念や将来目指す姿、(3)健全な水循環の維持又は回復に関する目標、(4)目標を達成するために実施する施策、(5)健全な水循環の状態や計画の進捗状況を表す指標等を地域の実情に応じて段階的に設定し、森林、河川、農地、下水道、環境等の水循環に関する各種施策については、同計画で示される基本的な方針の下に有機的な連携が図られるよう、関係者は相互に協力し、実施することとしています。