米良はるかメッセージ

● これだけは言いたいというメッセージ

大変興味深い時間を素晴らしい先輩方と共にできて、幸いでした。選んでいただき、本当にありがとうございました。
ただ、若い世代の人間として選んでいただいたと思っておりますので、未来の日本について認識を一致させた上での、今のあり方を考える時間が欲しいと思いました。「30年後の未来」というキーワードも出ておりましたので、マクロトレンドの中で、私たちは「何を選び、何を捨てなければならないのか」について深く議論をしたかったです。私の様な若輩者から、日本を牽引してきた素晴らしい先輩方が介する珍しい懇談会でしたので、さらに先の世代・先の日本に生きるすべての人が幸せに暮らせるために、国として、国民としてどういった意識を持って生きていく必要があるのか、を具体的に話せる事が出来たら、さらに多くの人たちを巻き込む事が出来たのではないかと感じました。

● 全体を通して印象的に感じた事

さまざまな領域の第一人者の皆様の講演は大変勉強になりました。知らない事も沢山あったので、おそらく私以外の同世代の人間達も大変興味深いものにもなったのではないかと感じました。発信力がある方も沢山いらっしゃったので、発信力の点についても、懇談会メンバー達が、やり方や、巻き込み方について意見交換をしても良かったかと思いました。

● 懇談会でやり残した事・次につなげる視点

本懇談会では、民間と行政の役割の明確化について話があがっていましたが、私はアイデアと実行は民間から出てきて、行政はそのサポートにまわり、スケールさせるという役割を担う事が、いい役割分担だと考えています。ただ、明確にどういったものに対しては積極的に組んでいくのか、という点はまだまだ議論の余地があったかと思っています。私は、クラウドファンディングREADYFORの事業を運営しているので、うまくこの仕組みを導入することができないかと考えておりました。例えば、行政がつけるお金(助成金など)は、どのように配分されているのか国民はあまり分かりませんし、開示されていたとしても、面白くないから、興味を持ちません。例えば、クラウドファンディングの手法を用いて、国民に、こういうアイデアが必要だと思うか問うて、お金が集まるほど支持があるものは、行政が積極的にサポートを行う等のマッチングギフト方式を導入することなどは具体的なアクションとして提案させていただきたいと思っていました。民間のアイデアであっても、行政のアイデアであっても、投票という形ではない新しい形で国民参加型にし、必要なもの価値あるものを選んで支えていく社会にすべきではないかと考えました。

<行政のREADYFOR利用の参考事例>
●東山動物園コアラの餌代
https://readyfor.jp/projects/higashiyama
● 島根県隠岐の島海士町図書館
https://readyfor.jp/projects/ama-library
● 夕張市サッカーゴール
https://readyfor.jp/projects/soccer-goal