防衛省

領海・領空とその周辺海空域における安全確保

広大な海域に囲まれている我が国において、各種事態に際し、自衛隊が迅速に対応するためには、平素から領海・領空とその周辺の海空域において常時継続的な情報収集・警戒監視・偵察活動を行うなど、同海空域の安全確保に努めることが極めて重要です。

周辺海域における警戒監視

海上自衛隊は、平素から固定翼哨戒機(P-3C)により、我が国の周辺海域を航行する多数の船舶などの状況を監視しています。また、必要に応じ、護衛艦・航空機を柔軟に運用して警戒監視活動を行い、我が国周辺における事態に即応する態勢を維持しています。さらに、主要な海峡では、陸上自衛隊の沿岸監視隊や海上自衛隊の警備所などが、24時間態勢で警戒監視活動を行っています。

【固定翼哨戒機P-3C】
【固定翼哨戒機P-3C】

領空侵犯に備えた警戒と緊急発進(スクランブル)

航空自衛隊は、全国28か所のレーダーサイトと早期警戒機(E-2C)、早期警戒管制機(E-767)などにより、我が国とその周辺の上空を24時間態勢で監視しています。これにより、我が国周辺を飛行する航空機を探知・識別し、領空侵犯のおそれのある航空機を発見した場合には自衛隊法第84条の規定に基づき、航空自衛隊戦闘機などが緊急発進(スクランブル)し、その航空機に接近して状況を確認し、必要に応じてその行動の監視を進めています。

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