誰もがいきいきと働ける職場をつくり、 働く人の安心・安全を守る。 確実な知識と経験を基に、 柔軟性を兼ね備えた監督官を目指す。
採用試験区分から知る国家公務員
DISCOVERING NATIONAL PUBLIC EMPLOYEES FROM DIVISIONS OF THE RECRUITMENT EXAMINATIONS
厚生労働省


斎藤 凜子
東京労働局品川労働基準監督署第一方面
労働基準監督官
2016年入省
【労働基準監督官採用試験 労働基準監督A】
2016年入省。厚生労働省本省での勤務も経て、現在は東京労働局品川労働基準監督署に所属。労働基準監督官として労働条件、労働災害に関する調査、指導に携わっている。
経 歴
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2016年4月
大阪労働局北大阪労働基準監督署第一方面
労働基準監督官 -
2017年4月
大阪労働局北大阪労働基準監督署第三方面
労働基準監督官 -
2018年4月
大阪労働局大阪中央労働基準監督署
第五方面 労働基準監督官 -
2019年4月
厚生労働省大臣官房人事課企画第二係
係員 -
2021年4月
厚生労働省労働基準局労災管理課
企画法令係 係員 -
2023年4月
東京労働局品川労働基準監督署第一方面
労働基準監督官

国家公務員を志した
きっかけはなんですか?
学生の頃、ある事件に遭遇した際に女性警察官から受けた真摯な対応を見て、困っている人を助ける仕事や公務員という職種に興味を持ちました。その後、アルバイト先の先輩が長時間労働で辛そうにしている様子を見て、大学で学んでいた労働法の知識を生かして、職場で悩んでいる人の力になれる仕事に就きたいと思うようになりました。
そして、労働基準監督署のインターンシップへの参加を通して、働く人の健康と安全を守る労働基準監督官という仕事に魅力を感じ、国家公務員を志望するに至りました。
現在、どのような仕事をされていますか?
監督官の仕事は庁外業務が多く、業務内容は多岐にわたります。
例えば、事業場で帳簿を確認するなどの労働条件関係の調査を行い、法違反があれば是正指導を行います。
また、工場等で労働災害が発生した場合は、現場に出向いて災害の発生原因を調査し、再発防止に向けた指導を行います。
違反等があれば、適切に是正できるよう丁寧に指導を行いますが、それでも一向に是正しないなどの悪質な事業場に対しては、司法警察員として取り調べなどの犯罪捜査を行う場合もあります。
仕事のやりがい・今後やってみたいことについて教えてください
労働問題は、労使双方の主張が異なる事案も多くありますが、一つ一つ整理して問題を解決し、働く人や会社の方から感謝されたときにやりがいを感じます。
近年は、時間や場所にとらわれないテレワーク、副業・兼業、仕事と育児・介護の両立など、働き方のニーズが多様化しています。
これまで想定していなかった課題も増えており、時代の変化に対応しつつ適切な案内を行うことは難しいですが、確実な知識と経験を基に、柔軟性を兼ね備えた監督官を目指しています。
ある1日のスケジュール
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8:30
登庁
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9:00
署内会議
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10:00
窓口で労働相談の対応、
電話相談の対応
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12:00
ランチ
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14:00
会社に訪問(工場に立ち入り調査)
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16:00
監督指導の報告書の作成
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17:15
退庁(同期と飲み会!)