世の中の変化の核で働き、 産業やくらしの根幹を担う。 思いもしなかった 自分になれる仕事。
採用試験区分から知る国家公務員
DISCOVERING NATIONAL PUBLIC EMPLOYEES FROM DIVISIONS OF THE RECRUITMENT EXAMINATIONS
経済産業省


杉原 裕子
資源エネルギー庁電力・ガス事業部
電力産業・市場室 室長補佐
2017年入省
【国家公務員採用総合職試験 経済区分】
2017年経済産業省入省。「エネルギー」「環境」をキーワードに省内を転々とし、2024年7月から資源エネルギー庁電力・ガス事業部に所属。現在は、電力市場の設計・運用に関する制度の検討に携わっている。プライベートでは山岳レース・マラソンに取り組む。夏の休日はだいたい日本アルプスにいる。
経 歴
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2017年4月
資源エネルギー庁
電力・ガス事業部政策課 係員 -
2018年6月
経済産業省産業技術環境局
地球環境対策室 係長 -
2020年6月
経済産業省製造産業局総務課
課長補佐 -
2022年6月
経済産業省貿易経済協力局投資促進課
課長補佐 -
2024年7月
資源エネルギー庁電力・ガス事業部
電力産業・市場室 室長補佐

国家公務員を志した
きっかけはなんですか?
産業の一大拠点である愛知県で生まれ育ったことで、日々のくらしにおける各人の幸福度の大きな要素になっているのは仕事であり、それを可能とする産業なのではないかという思いを抱いたことから、経済社会を支えることで人の幸せに寄り添える仕事をしたいと考えるに至りました。あわせて、東日本大震災の年に高校を卒業した世代として、エネルギー問題に向き合いその政策を担うことで将来世代に繋げていく責任があるのではないかという自負があったことから経済産業省を志望しました。その思いは入省8年経った今も変わりません。
現在、どのような仕事をされていますか?
電力市場の設計・運用に関する制度検討を担っています。電力の広域系統運用の拡大や電力自由化等からなる電力システム改革を通して、日本の電力市場では、供給力や調整力といった電力の価値を取引する各市場が整備されてきました。カーボンニュートラルの実現や経済安全保障リスクの高まり、激甚災害への対応等の環境変化に対応しながら、市場を通じた安定的な価格での電力の安定供給を可能とする環境整備を行うことは、まさに産業やくらしの根幹を担うミッションだと捉えています。
仕事のやりがい・今後やってみたいことについて教えてください
世の中の変化の中心で、様々なステークホルダーや情報など多くの「変数」を扱いながら、政策という形で物事を前に進めていけるところや、チームプレイでありながら、自分の「こうしたい」という思いや「こうあるべき」という信念に従って日々前向きに仕事できることがやりがいになっています。今後も、「エネルギー政策における意思決定者でありたい」という強い思いを実現すべく、多様なフィールドで様々な経験を積み重ねていきたいです。
ある1日のスケジュール
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9:30
登庁、チャット・メール確認など
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10:00
デスクワーク(政策検討など)
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12:00
ランチ
(身体づくりのためお弁当持参) -
13:00
事業者との打ち合わせ
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14:00
デスクワーク(資料作成など)
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15:00
審議会
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17:00
室内での相談
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18:00
デスクワーク(諸々の案件対応など)
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20:30
退庁→帰宅後トレーニング(10kmランニングなど)