博士課程での研究や これまでの業務経験を生かし、 理系のバックグラウンドを生かしつつ、 政策の遂行の中心を担う 行政官として働く。
採用試験区分から知る国家公務員
DISCOVERING NATIONAL PUBLIC EMPLOYEES FROM DIVISIONS OF THE RECRUITMENT EXAMINATIONS
文部科学省


河原崎 陽介
大臣官房総務課
課長補佐心得(命)大臣政務官秘書官事務取扱
2018年入省【国家公務員採用総合職試験
(院卒者試験) 化学・生物・薬学区分】
2018年文部科学省入省。
主に科学技術、研究の現場に関する政策立案に携わり、2023年9月からは、秘書官として、大臣政務官を支える業務に従事している。
経 歴
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2018年4月
スポーツ庁政策課
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2020年6月
文部科学省科学技術・学術政策局企画評価課
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2021年4月
文部科学省科学技術・学術政策局企画評価課専門職
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2021年10月
文部科学省科学技術・学術政策局
研究開発戦略課 専門職 -
2022年7月
文部科学省研究振興局参事官
(ナノテクノロジー・物質・材料担当)付
ナノテクノロジー・材料企画係長 -
2023年9月
文部科学省大臣官房総務課
課長補佐心得(命)大臣政務官秘書官事務取扱

国家公務員を志した
きっかけはなんですか?
元々研究者になるつもりで大学院に進学しましたが、博士課程在学中に研究活動を行う中で、研究の現場が抱える課題に問題意識を持つようになりました。就職活動を通して、研究の現場や研究者を国家公務員という立場で支えたいと考えました。また、国家公務員の仕事の幅広さ、仕事が与える影響の大きさに魅力を感じるとともに、研究者とはまったく違う行政官として働くことで、自分自身の新たな可能性を開拓したいという思いもありました。
現在、どのような仕事をされていますか?
現在は大臣政務官(副大臣とともに大臣を支える役職、通常国会議員が就任します。)の秘書官として日々業務を行っています。大臣政務官の公務は多岐にわたりますが、例えば、国会での答弁や式典での挨拶、省内の担当と政策に関する議論や意見交換等を行っていただいています。これらの公務がしっかりとミスなく、円滑に行われるようサポートするのが秘書官の役割です。
仕事のやりがい・今後やってみたいことについて教えてください
秘書官は文部科学省が行っている幅広い所掌範囲を把握した上で業務にあたる必要があり、大変な側面もありますが、様々な政策のアウトプットの現場に立ち会うことで、日々の仕事の成果を実感することも多いです。今後は、博士課程で研究を行ったことや秘書官を含むこれまでの業務経験を生かしつつ、様々な科学技術政策の中核を担いたいです。また、科学技術は他国との協力も欠かせないため、海外勤務も経験したいと考えています。
ある1日のスケジュール
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8:30
登庁
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9:30
国会答弁に備えた打合せ
(答弁の重要なポイントを確認) -
10:30
デスクワーク
(この後の公務に向けた準備) -
12:00
公務(式典出席)の随行
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13:00
昼食(公務の都合上、遅めの昼食)
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14:00
デスクワーク(この後の国会答弁に向けた準備)
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15:00
国会答弁(秘書官として緊張する瞬間です)
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16:15
デスクワーク
(明日以降の国会答弁や公務の調整を行います) -
20:15
退庁