人生の節目で国民生活に 大きく関わる、 国民の権利と財産を守る仕事。 日々学びがある職場です。 多彩な分野で輝こう!
採用試験区分から知る国家公務員
DISCOVERING NATIONAL PUBLIC EMPLOYEES FROM DIVISIONS OF THE RECRUITMENT EXAMINATIONS
法務省


藤川 七海
大阪法務局民事行政部(不動産登記部門) 登記専門職
2018年入省【国家公務員採用一般職試験 行政区分】
2018年大阪法務局入局。2024年4月から不動産登記部門地図整備・筆界特定室に所属し、現地における土地の筆界を特定する業務を行っている。
「筆界」とは、土地が登記された際にその土地の範囲を区画するものとして定められた線のこと。公的な判断として筆界を明らかにすることで、筆界をめぐる問題の解決を図ることができる。
経 歴
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2018年4月
大阪法務局民事行政部総務課 一般職員
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2020年4月
大阪法務局天王寺出張所 一般職員
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2022年4月
大阪法務局民事行政部国籍課 一般職員
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2024年4月
大阪法務局民事行政部(不動産登記部門)
登記専門職


国家公務員を志した
きっかけはなんですか?
大学4年生になり就職を考えるようになったとき、漠然と国民の役に立つ仕事に就きたいとは思っていましたが、公務員といっても選択肢が多く、地方公務員と国家公務員のどちらを目指すかも決めきれず、進路に悩んでいました。そんなときに、友人に誘われて法務局の説明会に参加することになったことが、私が法務局を知ったきっかけでした。
法務局の業務説明会に参加した際に、「ゆりかごから墓場まで」という単語をよく耳にしました。この言葉が印象的で、今でも心に残っています。職員の方の話を聞く中で、法務局は登記、戸籍、国籍、供託、訟務及び人権等、国民の権利と財産を守る多種多様な業務を取り扱っており、人生の節目で国民生活に大きく関わっていることを知り、大変興味を持ちました。また、各部署によって取り扱っている仕事が異なり、働いていく上で、様々な分野での知識を身に付けることができる点にも魅力を感じ、法務局での仕事を選びました。
現在、どのような仕事をされていますか?
現在、私は不動産登記部門地図整備・筆界特定室に所属しています。筆界特定業務は、申請に基づいて筆界特定登記官が、外部専門家である筆界調査委員の意見を踏まえて、現地における土地の筆界を特定する制度であり、私は筆界特定登記官の補助業務を行っています。
私の主な業務は、筆界調査委員と筆界特定登記官の調査補助です。測量図、登記記録及び現地での測量成果などを元に筆界調査委員と筆界特定登記官とともに筆界の復元を行い、特定書案や特定図面を作成しています。実際に現場に出向いて、現地の状況を確認し、測量を行うので、役所勤めを想像すると、室内での業務が多いイメージがあると思いますが、一週間のうち2、3日は現場に行っていることが多く、非常にやりがいがあります。
仕事のやりがい・今後やってみたいことについて教えてください
現在は筆界特定業務に携わっていますが、入庁当時は総務的な仕事をさせていただいたり、帰化許可申請の審査等を担当する国籍課や不動産登記申請の調査等を担当する出張所で勤務していた時期もあり、様々な成長の機会を与えていただきました。それぞれ仕事内容が異なっていますが、共通して感じていることは実際に窓口に来庁していただくことが多い役所だからこそ、国民の方々が利用しやすい環境を整えなければいけないということでした。
そのためにも、まずは自分自身が業務についての知識を学ぶことが大切です。筆界特定の業務は現場で測量をする機会が多い部署であるため、測量機器(トータルステーション)の使用方法を学ぶ研修に1か月間参加させていただきました。もちろん過去に測量機器を触ったことはなく、初めは不安でいっぱいでしたが、実務に直結する測量技術やノウハウを学ぶことができ貴重な経験になりました。法務局は研修制度が充実しているため、配属されてから勉強する機会が十分確保されています。今後も、研修で得た知識を活かせるように日々の業務に取り組みたいと思っています。
ある1日のスケジュール
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8:30
登庁
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9:00
メールチェック
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9:30
朝のミーティング
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10:00
デスクワーク
(進行計画の策定、資料の収集など)
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12:00
ランチ
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13:00
筆界調査委員と打合せ
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14:00
特定調査のため外出
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16:00
特定調査結果を踏まえて係内で相談
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17:15
退庁(同期と飲み会!)