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時代別テーマ解説

時代区分 I 幕府の許可により大谷家、村川家が鬱陵島、竹島に渡航を始めて以降(江戸時代)

資料集 vol.3 江戸期の竹島の利用

③将軍への拝謁、産品献上等に関する資料

鳥取藩が竹島産アワビを将軍に献上したことがわかる記録 No.10 元禄八年 御在江戸日記 亥七月朔日より十二月廿九日迄

1695年(元禄8年)9月21日

資料概要

 鳥取藩の記録で、1695年(元禄8年)9月21日に、鳥取藩が竹島で採取したアワビを丸干しにしたと考えらえるもの(松島円干蚫)を、精進除の御肴として(※1)、将軍に献上したことがわかる。


※1 祖先の忌日など精進をすべき日が精進日で、翌日に精進除として献上した。毎月17日(家康)、20日(家光)、24日(秀忠)、8日(家綱)が精進日で、翌日が精進明け。松島丸干鮑の献上は元禄8年9月21日であり、この当時将軍であった綱吉からすると先々代の家光の月命日の精進除けとなる。 (大嶋陽一「鳥取藩の贈答品「竹島鮑」」を参考)

内容見本

一 今朝御精進除之御肴ニ松島円干蚫今日初而御献上之御奉書到来御請如例

現代語訳

一 今朝ご精進除の御肴として松島円干蚫(丸干し蚫)を今日初めて献上された旨の知らせが来た。いつもの通り返事をした。

作成年月日 1695年(元禄8年)9月21日
編著者 鳥取藩
発行者 -
収録誌 元禄八年 御在江戸日記
亥七月朔日より十二月二十九日迄
機関コード
言語 日本語
媒体種別
公開有無
所蔵機関 鳥取県立博物館
利用方法 鳥取県立博物館で利用手続きを行う
(『鳥取藩政資料目録』資料番号3725)
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