偽情報にだまされないために
偽情報への対処法
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偽情報にだまされないためには、リスクを認識した上で、平素からの備えが重要です。本サイトで紹介している外国による偽情報の事例には海外の事例も含まれますが、我が国でも同様の偽情報が拡散したり、同様の手法が使われたりするリスクがあります。
- 生成AIや同技術を活用したディープフェイク技術により、偽の画像や動画を容易に作成できるようになり、人の目では真偽を見極めることが難しい情報にSNS等を通じて触れる機会が増えています。そのため、これまで以上に注意深く情報に接することが重要です。
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SNS等の情報に接する際に普段からどのような点に気を付ければ良いのか、実際の事例の特徴を踏まえて主要なポイントを紹介します。
- その情報はいつ、どこから発信されたものですか?根拠は示されていますか?
- 発信者や情報源は信用できますか?根拠は捏造されたものではないですか?
- その情報以外に投稿・発信されている内容やSNSアカウントのプロフィールに不自然な点はありませんか?
- 一見すると信用できそうな情報源であっても、注意深く確認すると不自然な点が見受けられる場合があります。
- 事例①では、政府要人がそのような投稿を行った事実はありません。
- 事例⑤では、ニュースサイトに不自然な日本語や架空の住所が用いられており、不審な点が見受けられます。
- その情報について、他の人やメディアがどのように発信しているか確認しましょう。
- その情報に反論している人はいませんか?他のメディアが別の内容を報じてはいませんか?
- 他の人やメディアが、正しい情報の発信や偽情報を否定する発信を行っていませんか?
- 事例⑤では、大手メディアは訓練が問題なく終了したと報じており、「事故」があったとする報道は見られません。
- 事例⑦では、当局がSNSの公式アカウントで文書の存在を否定しています。
- 画像や動画は過去のものが使い回されていませんか?不自然な点はありませんか?
- 画像検索を行うことで、過去に別の文脈で投稿された画像の使い回しに気づくことができます。
- AIによって生成された画像や動画には不自然な点が見られることがあります。
- 事例⑧では、AIによって生成された画像に寸法上の違和感が見られます。
- 事例⑩では、掲載された画像を検索すると、過去の別ニュースの画像が表示されます。
- 多くの場合、偽情報にはそれを拡散させたい何らかの意図があります。
- その情報にはどのような意図が存在し、その情報が拡散した際にどのような影響が発生するかという視点から冷静に見直してみることが重要です。
- 事例⑥では、X国における反日感情を煽る狙いがあったと見られます。
- 事例⑨では、X国首脳の国内での求心力を低下させる狙いがあったと見られます。
- ファクトチェックとは、情報・ニュースや言説が「事実に基づいているか」を調査、公表する営みのことです。
- 大手メディアやネットメディア、非営利組織などが実施している様々なファクトチェックがあります。偽情報を判別するための手段として活用しましょう。
- 事例②、⑦、⑧、⑩、⑪では、大手メディアやファクトチェック機関が、情報が事実に基づかないとする検証記事を掲載しています。
インターネットとの向き合い方~ニセ・誤情報にだまされないために~第2版(総務省)
上記で紹介した点を含め、総務省HPでは、偽情報・誤情報にだまされないためのポイントについて、詳しく紹介しています。