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国家戦略室・エネルギー・環境会議コスト等検証委員会 委員
荻本 和彦
東京大学 生産技術研究所 エネルギー工学連携研究センター 特任教授
現在の私たちは、化石燃料、原子力発電、水力発電などでエネルギーを手に入れ、家庭やオフィスや工場などでいろいろな目的に使っています。エネルギーを手に入れ、配り、使い本来の目的を達成するためには「これが一番」という唯一の方法があるわけではなく、それぞれの場面でいろいろな方法の組み合わせを活用しています。
くらしと社会をささえるエネルギーは、誰にでも(経済性)、とぎれず(安定性)利用でき、その利用は社会や環境に脅威や過度の負担を与えてはなりません(安全性、環境性)。
私たちが目指す持続的な社会における持続的なエネルギー利用の実現には、様々なエネルギー源、技術、制度、ライフスタイルの組み合わせをより良いものにする、大勢の人による、不断の努力を積み上げることが必要です。日本のエネルギーについて、私たち自身の今、来年、5年後、10年後、20年後、そしてさらなる将来を真摯に見つめた議論を期待します。
【エネルギーに関する解説HPにリンク)】
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20110328/106234/
http://www.nippon.com/ja/in-depth/a00302/
【荻本研究室、エネルギー工学連携研究センターにリンク】
http://www.ogimotolab.iis.u-tokyo.ac.jp/index.html
http://www.energy.iis.u-tokyo.ac.jp/