令和3年度最後の第4回ワークショップは、防災・減災への関心を高め、取組を広げていくため、「マイ・タイムラインをつくろう」をテーマとして、オンラインにより令和4年2月26日に開催しました。
関東、関西、中国、四国、九州から多数の応募をいただき、30名の方に参加いただきました。
防災芸人として活躍中の赤プルこと松丘夕子氏より、参加者がマイ・タイムラインを知り、普及するリーダーになってもらいたいとの思いが込められたお話をいただきました。夫婦コンビで太田プロダクション所属の赤プル氏は、茨城県常総市のご出身で茨城大使や常総市のふるさと大使であり、マイ・タイムライン リーダーをライフワークとして、防災イベントへの出演、講座やセミナーでの講演活動をされています。
マイ・タイムラインで水害に備え、そして、今日知ったことを多くの皆さんにお伝えしていただきたい、「防災なめてっと承知しねえかんな」と楽しくお話をまとめられました。
班に分かれて、オンラインで、話題提供のお話からの心配事や気づきについて意見を交換し、災害に備えたつながりづくりのアイデアを出し合いました。なお今回は2班から6班までの、5班で意見交換が進められました。
主催者、赤プル氏、有識者の宇野沢氏、池上氏もオンラインでの意見交換に耳を傾けました。
班ごとに今回のワークショップでの気づきやアイデア等を発表し、参加者全体で共有しました。
2班 :様々なアイデアで災害への備えや、日ごろからのつながりづくり! |
3班 :多様なアイデアによる防災を、様々な立場でそれぞれが広げる! |
4班 :様々な、それぞれの仲間づくりで一緒に行動するきっかけづくり! |
5班 :様々な課題に対応した、まちで考え、情報、イベントなどのつながりづくり! |
6班 :多様な取組で事前の情報入手、事前準備、つながりづくり! |
各班の発表後、それぞれのグループワークにも参加された話題提供者・有識者から講評をいただきました。
話題提供をいただいた赤プル氏から、とても緊張したが、参加者の活発かつ様々な意見交換を聞いて励みとなり、今後も学びを続けていきたいとのお話がありました。
有識者の宇野沢氏から、このワークショップでの新しいつながりを大事にして、さらに深めていっていただきたい、そして、赤プル氏のファンなので参加するなど防災・減災に直接つながらないアプローチでもいいので輪を広げていただきたいとお話がありました。また、専門家の用語が一般の人に十分伝わらないなども考えながら、自分の身を守る取組を進めてもらいたいとお話しされました。
池上氏から、自分の身に危険が降りかかったときには空振りを恐れず避難することが大切であること、自分や家族だけではなく、地域の人々、特にお子さんとかお年寄りの方たちの避難への協力を考えていただきたいとのお話がありました。また、国土強靱化の推進や、コロナ禍における避難所運営訓練に参考となるホテル三日月での帰国者支援活動のご紹介をいただきました。
全国各地域から、そして多様な立場の人々が参加した今回のオンラインワークショップ。それぞれの皆さんが課題やアイデアを共有しあうことにより、しなやかなつながりをつくっていくきっかけとしていただきました。
第4回国土強靱化ワークショップ 参加者で集合写真 |
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