国土強靱化:私のひとこと special.31
大規模災害に備えしなやかなつながりをつくろう!!
『レジリエンス』×『コミュニティ』
国土強靱化ワークショップ(第3回)
令和元年度第3回のワークショップは、防災・減災への関心を高め、取組を広げていくため、「大規模災害に備えしなやかなつながりをつくろう!!」をテーマとして、令和元年10月26日東京都にて開催しました。
今回のワークショップには、首都圏の方々を中心に、静岡県、長野県、北海道からも、女性・男性、学生から高齢者の方など多様な方々が参加しました。
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国土強靱化ワークショップ【第3回東京会場】参加者の集合写真 |
話題提供 ~災害時の支援制度を活用した生活再建を“感じる”
法律の専門家としての視点から被災者支援活動を行われている弁護士の永野海 氏から、「災害時の支援制度を活用した生活再建を“感じる”
と題して、東日本大震災や近年の豪雨被害等での生活再建を例に、被災した場合に利用可能な制度や自分・家族・地域の守り方をわかりやすく伝授していただきました。また、生活再建のための制度の活用を、わかりやすく検討できるように永野氏が考案した、被災者生活再建カードを紹介いただきました。
被災者生活再建カード体験
10班(グループ)にわかれて、永野氏のご指導の下に、被災者生活再建カードを用いた最善の生活再建方法を検討しました。モデルは、持ち家での一人暮らし(年金生活)など実際の例に基づいています。
班ごとに、さまざまな生活再建方法が検討されました。リバースモゲージ貸付によりシェアハウス等で収益を確保、災害公営住宅入居、中古マンション購入、土地や家屋を売却し子供と同居、高齢者向けサービス付き住宅などの方法が発表されました。
アイデア検討~支え合うアイデアを出し合おう!
被災者生活再建カード体験をもとに、班ごとに災害時に支えあうアイデアを考えて発表しあいました。
【1班】~被災生活のイメージを家族・周りの人と共有し備える |
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【2班】~「空」からリスクを考え、0歳から100歳までの防災に取り組む |
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【3班】~被災者生活体験を自分ごととして理解し、伝え、備える |
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【4班】~地域のリスクや役割を考え、さまざまな制度を活用していく |
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【5班】~制度や情報、訓練等でコミュニティを強化 |
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【6班】~自助、そして知識を持つ人とのコミュニケーションによる共助で取り組む |
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【7班】~日ごろから被災からの生活を考えて備える |
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【8班】~家族で複数の被災パターンに備えていく |
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【9班】~知識を伝え、被災時に地域・家族を守れる人材を育成する |
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【10班】~被災しても自分の家で生活できる備えに取り組むく |
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クロージング
話題提供者の永野氏から「事前復興」をキーワードとして日頃から状況を見直していく事の必要性、有識者の宇野沢氏より復旧・復興を含めて防災を考えていく必要性についてお話がありました。
参加者の一人一人が、自分ごととして被災後の生活再建を考え、平時の防災・減災の取組を広げていただくきっかけとなる貴重な機会となりました。
#つながり #コミュニティ
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