保育とAI~生成AIによる保育業務の効率化~
公益財団法人 ハイパーネットワーク社会研究所
課題解決の分野 | 教育、⼦育て |
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実施地域 | ⼤分県⼤分市 |
取組開始年月 | 2023年12月 |
詳細資料 | PDFを見る |
取組内容
⽣成AIを活⽤し、⽉間指導計画作成の効率化を図った。具体的には、⽣成AIに保育所保育指針や園のデータ、⽉間指導計画のサンプル等を学習させる。そこに、プロンプトとして、保育⼠が記載した前⽉の反省点を⼊⼒し、⽉間指導計画の作成を指⽰する。すると、1週間近くかかる⽉間指導計画の原案が⼀瞬でできあがる。全国的な保育⼈材不⾜は⼤分県においても同様である。県の調査によれば、希望どおりの保育⼠数を雇⽤できなかった施設の割合は36%に及ぶ(令和6年4⽉時点)。 保育⼈材確保・継続雇⽤には、保育⼠がやりがいをもって働ける環境づくりが極めて重要であり、今回の取り組みは、保育⼠の離職防⽌に効果的だと考えている。
取組の実績や効果
⽉間指導計画の作成時間
【取り組み前】1週間程度
【取り組み後】30分〜40分程度
具体的な取り組み⽅法としては、主幹保育教諭と担当保育⼠で⼤まかな計画内容について話し合いを⾏い、同時並⾏で⽣成AIを活⽤し、指導計画案を作成していく
【効果】⽣産性向上により保育⼠のこどもと接する時間が増えるとともに、新任保育⼠でも⽣成AIで原案作成が可能となり、過度な負担になりにくい。