内閣情報調査室の歴史について
第二次世界大戦後、我が国が再び国際社会の荒波に耐え、復興、そして繁栄することができるよう、昭和27年(1952年)、旧総理大臣官邸の小さな一室に「内閣総理大臣官房調査室」が設置されました。
設置当初は小規模なものでありましたが、時代の趨勢に応じ、国内外の様々な事象に迅速且つ確実に対応できるよう、その体制を増強してきており、内閣を直接支え、我が国の安全・繁栄に寄与しています。
ここでは、これまで「内調」が歩んできた道筋について紹介したいと思います。
内調の歩み
- 昭和27年
- 総理府に内閣総理大臣官房調査室を設置
- 昭和32年
- 内閣官房及び総理府の組織改編により、内閣総理大臣官房調査室を廃止し、内閣官房に内閣調査室を設置
- 昭和61年
- 内閣官房の組織再編により、内閣調査室を廃止し、内閣情報調査室を設置
- 平成8年
- 「内閣情報集約センター」を設置
- 平成13年
- 中央省庁再編に伴い、内閣情報官を設置(内閣情報調査室長から格上げ)
- 情報収集衛星の開発・運用、情報収集・分析を行う組織として、
「内閣衛星情報センター」を設置
- 平成20年
- 外国の情報機関による諜報活動から我が国の重要な情報、職員等を保護するため「カウンターインテリジェンス・センター」を設置
- 政府の保有するあらゆる情報手段を活用した総合的な分析を行うため
「内閣情報分析官」を設置
- 平成26年
- 平成26年12月 「特定秘密の保護に関する法律」を施行
- 平成27年
- 官邸直轄の情報収集部隊である「国際テロ情報収集ユニット」及び情報の集約、情報関心のとりまとめ 等の連絡調整を行う「国際テロ情報集約室」を設置
- 平成30年
- 平成30年8月、国際テロ対策等に資する情報の共有・分析の強化のため「国際テロ対策等情報共有センター」を設置