近年、気候変動の影響により気象災害は激甚化・頻発化し、南海トラフ地震等の大規模地震も切迫しており、事前防災の取組を加速化する必要があります。また、大規模自然災害と感染症等との複合災害への対応についても喫緊の課題となっています。
令和元年東日本台風や令和2年7月豪雨災害をはじめとする近年の水害では、氾濫想定区域の高齢者福祉施設が被災するなど、災害ハザードエリアにおける事前防災の観点で課題が顕在化しています。また、スーパー台風の東京湾直撃の可能性が指摘される中、東京湾臨海部低地等における高潮等の対策について、その想定災害規模と併せ、広く理解を得つつ、対策を加速化する必要があります。
防災・減災、国土強靱化の取組は、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」を策定し、今後取組を加速化することとしているところであるが、上記の問題意識に対応した今後の取組の方向性について議論するため、ナショナル・レジリエンス(防災・減災)懇談会(座長:藤井聡 京都大学教授)の下に事前防災・複合災害WG(座長:同)を設置し、課題と対応方策等について議論することとしました。
つきましては、以下のとおり第1回会合を行いますので、お知らせします。