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国土強靱化:私のひとこと special.40

女性の視点で災害に備えよう
『レジリエンス』×『共生』

国土強靱化ワークショップ(第2回)

 令和3年度第2回ワークショップは、防災・減災への関心を高め、取組を広げていくため、「女性の視点で災害に備えよう」をテーマとして、オンラインにより令和4年2月5日に開催しました。
 東北、関東、関西、中国、四国、九州から多数の応募をいただき、30名の方に参加いただきました。

話題提供: 「女性の視点で災害に備えよう」

 NPO法人 男女共同参画おおた理事長の坂田静香氏より、参加者の気づきやヒントとなるお話をいただきました。坂田氏は、NPO法人全国女性会館協議会の事務局長もされており、同法人は、男女共同参画の視点からの大規模災害時の被災地の支援体制の構築に取り組まれています。
 地域に暮らす多様な人々の違いに配慮した体制づくりや支援を行う際に、女性と当事者が鍵となると指摘されました。被災者の半分は女性。女性でないと分からないことがたくさんある。また、要配慮者や子どものケア、そして保育・医療・介護などの現場は多くを女性が担っており、防災活動や災害時の対応に必要な、実生活に根ざした知識や能力を数多く持っている。このため、女性や多様な当事者が、地域の役員や組織の責任者になるなどを進めることが有効で、平時にできないことは非常時には絶対できないため、普段の地域活動やまちづくりに参画していくことが重要と話を結ばれました。

参加者対話アイデア検討~つながりづくりにつながるアイデアを、出し合おう!

 オンライン6班に分かれて、坂田氏の話題提供のお話から、女性や男女共同参画の視点から、気づいたことやヒント等を共有し、つながりづくりにつながるアイデアを出し合いました。主催者、坂田氏、有識者の宇野沢氏・池上氏もオンラインでの意見交換に耳を傾けました。

発表・交流~つながりづくりのアイデアを共有し、交流を広げよう

 班ごとに今回のワークショップでの気づきやアイデア等を発表し、参加者全体で共有しました。

1班 :女性そして多様性の視点からの平素からの取組!
2班 :行政、会社・学生を含めた女性の活躍の場づくり!
3班 :簡単ではないが、女性の参加、地域の女性リーダーを増やす仕組みづくり!
4班 :女性が発言、参加しやすい仕組みや訓練などの取組!
5班 :若者の活用、担い手育成、メディアによる情報発信、学校との連携など多様な取組!
6班 :子供も一緒の楽しく参加しやすい取組!

クロージング

 各班の発表後、グループワークにも参加された話題提供者・有識者から講評をいただきました。
 坂田氏は、男女は二つの可能性の差でしかないことの理解のもと、多様な人が主体性を持って意見が言える雰囲気づくりや女性リーダーづくりに取り組むこと、役割を固定的に考えずに小分けにして取り組むことも大切ではないかとお話しされました。
 また、有識者の宇野沢氏より、防災・減災で一番大切なのは聞く耳を持つことではないか、このためにも今回をきっかけにネットワークを広げていっていただければとのお話をいただきました。
 そして、有識者の池上氏より、坂田氏の話題提供や今回の意見交換を活かして、みんなの命を守るあり方を追及していってほしいとのお話をいただきました。また、国土強靱化や防災・減災等に関する取り組みについてわかりやすい資料のご紹介をいただきました。
 全国各地域から参加した皆さんが、アイデアを発表しあい、共有し、しなやかなつながりづくりに取り組んでいく、大きなきっかけとしていただきました。


第2回国土強靱化ワークショップ 参加者で集合写真
#つながり #コミュニティ
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第1回国土強靱化ワークショップ
index <special.41
第3回国土強靱化ワークショップ

【連絡先】
内閣官房
〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1
TEL.03-5253-2111(代表)
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