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国土強靱化:私のひとこと special.12 強くしなやかに支え合えるつながりを地域につくろう!(国土強靱化地域自主ワークショップ(札幌会場))
平成29年11月5日、北海道札幌市において、「災害時に強くしなやかに支え合えるつながりをつくろう」をテーマとし、災害後の生活を支えるつながりを考える、第2回目の国土強靱化地域自主ワークショップを行いました。
地域自主ワークショップの自主的な企画づくりのプロセス
今回のワークショップでは、北海道の冬の災害後の避難所や避難生活はどうなる?雪や寒さの中でどう命を守っていくか?をともに考え、平時からのつながりづくりにつなげていきたいという、地域リーダーの思いから企画されました。参加者が多様な人の災害後の生活を話題提供者のお話からイメージすることにより、これからのつながりづくりが広がっていくための気づきや機会づくりを目指したものです。 地域自主ワークショップ【札幌会場】の開催趣旨 ~災害後の生活を支えるつながりを考える ワークショップの冒頭では、今回のワークショップの趣旨を地域リーダーの3人からのご説明頂きました。参加者の皆さんに、雪や寒さの中でどう命を守っていくか?を課題にしながら、「日常生活において防災を考える一つの機会、考えるきっかけとしていただきたいこと」、「本日のプログラムについて家族の方や友だちとに伝えていただきたいこと」や、「いろんな年代や職種で、考え方の違いがあって、それを共有していくことが大事だということを、我々も一緒に勉強したい」ことが話されました。 話題提供 ~ 北国の避難生活とは?どう命を守っていくか? 話題提供として、日本赤十字北海道看護大学教授の根本昌宏氏に「冬の災害時の避難所や避難生活はどうなる?」と題して、北国の避難生活とは?どう命を守っていくか?を考えていくためのヒントに満ちたお話をいただきました。
まず、災害をいろんな視点から見ることが大事であり、どうしても自分目線から災害のときにどうしようと考えがちになるが、いろんな目線から見ることによって、いろんな考え方が出てくるというお話がありました。特に、高齢者の方、障害を持ってる方、外国人、乳幼児とその家族などの方々への対応、そして情報提供をどうするのかを考えていく必要がある。そのためには、過去の災害を学び、これからどういうことがあるのか、今までどういうことがあったのかということを共有していくことが大事だとのお話でした。 参加者対話 ~ 自分・家族の災害後の生活をイメージしよう 根本先生のお話を聞いて、班毎に、自分目線、そして家族、友だちがどんなことに困るんですかという視点から、自分・家族の災害後の生活をイメージしました。各グループで、寒さ対策、情報取得や共有などの視点から、災害をイメージして、様々な問題点が熱心に話し合われました。例えば、外国人への情報提供、ハラルや食べ物以外の薬のアレルギーの存在、自分自身が災害弱者になる可能性など、根本先生のお話から様々な視点や人の立場をふまえた議論が進められました。 グループワーク ~ 多様な人の立場から、災害後の生活イメージとアイデアを考えよう
まず、災害時の問題がいろいろ発生するなかで、多様な立場の考えを実感するため、災害時の現場でどうアクションするのか、予め用意された場面・状況付与に対して、グループごとに、自分はこっちだ、私はこっちだなどを考えてもらいました。 アイデアスケッチ ~ 平時からの取組についてアイデアを形にしよう
続いて、災害時自分が人のためにできることはなんだろうを考えました。自分の当たり前と思っている特技などが、実は当たり前ではないこと、これらが集まれば、様々なことができることが、話し合われました。いろんな立場から、柔軟な発想によるアイデアが多数のカードに書き込まれました。
ついで、「お互いの「いいね」さがし」です。 発表 ~ 災害時に自分が人ためにできることは?
他の参加者の「いいね」「やられた」の意見もふまえながら、班毎に、これはと思う「災害時に自分が人のためにできること」を、発表しました。 発表の後、地域リーダーから、根本先生の話題提供、参加者からの意見やアイデアを、参加者皆さんと振り返りました。地域リーダーは、日頃、消防士として公助の視点からの防災・減災に取り組んでおり、「みんなのいろんな意見を聞いて、できることをみんなで選んでいくことが、災害のときには重要になることに改めて気づく機会ともなった」と、自身の考えを交えて振り返りました。
最後は、支え合うつながりのために大切だと思ったことを一言ずつ発表しあいました。 #つながり #コミュニティ
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