おいしくて安全な農作物と生き物の共存をテクノロジーで支える
KDDI株式会社
課題解決の分野 | グリーン社会の形成 |
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実施地域 | 兵庫県豊岡市 |
取組開始年月 | 2020年5月 |
詳細資料 | PDFを見る |
取組内容
豊岡市は、1971年に絶滅したコウノトリ最後の⽣息地であった。絶滅前から保護活動を⾏い、2005年に野外放⿃を実現し、現在470⽻を超えるコウノトリが⼤空を舞っている。野外放⿃と同時に、化学肥料や農薬に頼らない、おいしいお⽶と⽣き物を同時に育む「コウノトリ育む農法」に取り組んできた。KDDIは2018年に、⽔位センサーにより同農法における⽔管理省⼒化の課題解決に取り組み、2020年からは、イオン⽔⽣成装置を使った収量・品質向上に挑戦し、⼀定の成果を得ている。農林⽔産省みどりの⾷料システム戦略にも沿った取り組みとなっており、基盤確⽴事業にも採択され、オーガニックビレッジ宣⾔⾃治体を中⼼に広がっていく予定。
取組の実績や効果
23年度の実証20圃場の収量は、平均6.9俵、414.2kg/10aという結果(市内平均5俵との⽐較で38%多い) 個別にみると、11.4俵(682.4kg/10a)、9.7俵(583.6kg/10a)、8.5俵、8.1俵、8.0俵など市内平均を上回る8俵超えが6圃場あり、そのポテンシャルは⾼い。