都市基盤DX ~水道使用量等のAIによる空き家予測~
愛知県豊田市
課題解決の分野 | その他 |
---|---|
実施地域 | 愛知県豊田市 |
取組開始年月 | 2020年4月 |
詳細資料 | PDFを見る |
取組内容
急増する空き家の実態把握及び所有者への喚起施策の⽴案等を⽬的に、⽔道使⽤量等をAI解析して、2050年までの空き家を予測する取り組みを⾏った。
・5年後の空き家予測精度は⽔道使⽤量だけでは82%であったが、ガス、電気使⽤量等その他の情報を精査収集後、AI解析することで92%まで向上させた。
・予測結果を基に空き家が増加する地域を対象にセミナーを開催したところ、参加者が従来の6倍(5名→32名)になった。
・予測結果を共有した上下⽔道局では、⽔道管凍結破損時の緊急漏⽔調査に活⽤、断⽔被害の拡⼤を防⽌できた。
・予測結果を全庁的に展開し、各種計画の⽴案・改定時の基礎資料等に活⽤していく。
取組の実績や効果
・2023年2⽉の寒波では、⽔道管凍結破損を起因とする配⽔場(給⽔⼾数:約100⼾)の⽔位低下が発⽣したため、空き家予測を基に漏⽔調査を実施、1時間半後には漏⽔を発⾒、⽌⽔したことで断⽔被害の拡⼤が防⽌できた。
・空き家予測に関する協定を締結したガス会社が、空き家予測をガス管更新計画へ活⽤した。