“デジタル地域通貨”を介した環境と経済の御殿場型循環モデル
静岡県御殿場市
課題解決の分野 | グリーン社会の形成 |
---|---|
実施地域 | 静岡県御殿場市 |
取組開始年月 | 2023年1月 |
詳細資料 | PDFを見る |
取組内容
富⼠⼭麓の豊かな森林を守りながら財産価値を有するJ-クレジットを⽣み出し、これをカーボンニュートラルに取り組む企業に売却して、その売却益を市⺠の環境活動や様々な社会課題の解決、まちづくりの各分野の取り組みに対してデジタル地域通貨「富⼠⼭Gコイン」によるポイントとして還元し、市内流通させる。これにより、ある意味相反する脱炭素と経済が、デジタル地域通貨を介して両⽴・好循環するとともに、市⺠活動を応援するモデル。デジタル地域通貨あってこその他に例を⾒ないモデルであるとともに、J-クレジットの売却益を活⽤することでデジタル地域通貨が⼀般財源に依存せず、⾃⽴・⾃⾛する持続可能な取り組みである。
取組の実績や効果
令和6年6⽉時点で富⼠⼭Gコインの流通量は20億円以上となっている。今後、このシステムが本格的に稼働していくことで、環境活動への市⺠参加が促進され、森林整備が進み、CO2の吸収量が増加し、創出されるJ-クレジットが増加し、その売却益も増加してデジタル地域通貨の流通量も増加するという好循環が加速する。