あなたの経営に最適なデジタル農業技術!収量・品質向上に貢献!
広島県立総合技術研究所
課題解決の分野 | 農林水産業、食関連 |
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実施地域 | 広島県全域 |
取組開始年月 | 2020年4月 |
詳細資料 | PDFを見る |
取組内容
施設園芸の夏季⾼温による収量減少や品質低下に対し、施設環境を制御するデジタル技術が多数開発されている。しかし、既存技術の導⼊費⽤は⾮常に⾼価であり、導⼊が進まない。そこで、「光・温度・⽔」等の制御技術の中から経営に必要な技術だけを選択して安価に導⼊でき、新規就農者でも容易に扱える「ひろしま型デジタル農業技術」を開発した。「ひろしま型デジタル農業技術」は、技術開発だけでなく、⽣産者が実際に「⾒て・触れて・費⽤対効果を実感できる」展⽰場を設置し、技術の勉強会を重ねた。その結果、導⼊経営体数が⼤きく増加し、導⼊費⽤を低減しつつ収穫量の増加や品質の向上につながる顕著な効果がでている。
取組の実績や効果
ひろしま型デジタル農業技術の導⼊経営体数は26件と4年間で5倍に増加した。導⼊費⽤は約1/4に低減するケースがあり、トマトの収穫量は1.5倍、夏季ほうれんそうの収穫重量は3.6倍、アスパラガスのA品率は38%向上といった⾼い効果が得られ、新規就農者でも平均以上の収穫量を達成している。