デジタル地図で災害に強い森林作業用道路の適地を見える化!
岐阜県森林研究所
課題解決の分野 | 農林水産業、食関連 |
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実施地域 | 岐⾩県全域 |
取組開始年月 | 2024年4月 |
詳細資料 | PDFを見る |
取組内容
森林を効率的かつ適切に管理するために必要な道路整備は、地形改変をともなうため、⼟砂災害を招くことがないよう適切な場所選びが必要である。特に急峻で複雑な地形が多い岐⾩県では、地形を詳しく把握し、災害に強い道路整備の適地を⾒極めることが重要となる。しかし、これまで道路整備の適地を選定するためには、現地測量による確認が必要であり、現地検討の結果によっては、再検討が発⽣するケースもあるなど、森林・林業関係の技術者にとって⼤きな負担となっていた。そこで、我々は、最新の道路設計ソフトや地形データなどのデジタル技術を活⽤し、災害に強い森林作業⽤道路の整備に適した場所が⾼精度で推定可能な地図を開発した。
取組の実績や効果
従来は道路整備適地を確認するための現地検討が必要であり、現地検討を⾏っても再検討が発⽣することもあるなど、多⼤な労⼒を要していた。この取り組みによって、地図上から適地を効率的かつ⾼精度に推定できるようになり、従来の再検討が発⽣していたケースと⽐較して、適地選定の労⼒が50%以上削減可能となった。