地域の暮らしを支える徳島県の遠隔医療
徳島県
課題解決の分野 | 医療、介護、健康 |
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実施地域 | 徳島県海部地域 |
取組開始年月 | 2020年1月 |
詳細資料 | PDFを見る |
取組内容
医師及び医療機関の不⾜により、地域における医療格差が⽣じているところ、ローカル5Gや通信キャリアの5G、Starlinkによる衛星通信といった複数の情報通信⼿段を柔軟に活⽤した医療DXを推進しており、様々な遠隔医療の実証⼜は実装を通じて、県⺠への適切な医療の提供に取り組んでいる。 具体的にはローカル5Gの超⾼速・超低遅延という特性を活かした「超⾼精細映像による遠隔専⾨医外来診療」、屋外でも使⽤できるキャリアの5Gを⽤いた「救急⾞と病院間の映像共有」や「スマホアプリによる医師間連携」、携帯電話の通じない⼭間部でも繋がるStarlinkを⽤いた「医療MaaSの訪問診療」などを⾏っている。
取組の実績や効果
県⽴海部病院では、県⽴中央病院との間で年間約240件の遠隔外来診療を⾏っており、地域の患者に専⾨医による診療の機会を提供している。また、スマホアプリにより当直医がいつでも専⾨医に相談できるようになったことで、救急搬送の受⼊数が約13%増加するとともに、脳卒中患者の予後が都市部病院と同レベルに改善した。