水道DX~人工衛星とAIによる水道管の健康診断~
愛知県豊田市上下水道局
取組内容
24時間365日安全安心な「水」を供給するため、デジタル技術を活用した水道管の健康診断により、水道管の健康状態を見える化し、効率的な維持管理に取り組んだ。
・人工衛星データから水の成分を分析し、優先的に漏水調査エリアを特定する「漏水エリア特定診断」の実施
・「漏水エリア特定診断」の精度を更に向上させるため、実証実験(漏水リスク評価)を実施し、検証
・未来の水道管の破損確率をAIで解析し、水道管の入替優先順位を見える化する「劣化予測診断」の実施
・熟練職員の暗黙知を定量化、入替順位に反映
・人工衛星データから取得した地表面温度を活用して「水道管凍結注意マップ」を作成、HPで公開
取組の実績や効果
「漏水エリア特定診断」にて、優先的に漏水調査を行うエリアを特定したことによる効果。
【取組前】
調査距離:2,210km、調査期間:60か月(5年)
【取組後】
調査距離:257km、調査期間:7か月
【効果】
調査距離:▲1/10に削減 調査期間:▲53か月短縮