米英共同草案

連合国の動き

1951年5月3日

米英共同草案

協議の末、米国が示していた日本が放棄する領土のみを示す案文に、朝鮮の一部として「済州島、巨文島及び欝陵島の3島」を加筆することで合意。
1951年5月3日米英共同草案を作成、6月改定。

米国・英国
米国案に3島を追加する形で朝鮮の放棄に関する条文がまとまる。

資料1
米英共同草案(抜粋)
資料抜粋(日本語)

第二章(領域)
第二条
日本国は、朝鮮(済州島、巨文島及び鬱陵島を含む。)、台湾及び澎湖諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄し、・・・

資料抜粋(英語)

CHAPTER II. -TERRITORY Article 2.
Japan renounces all rights, titles and claims to Korea (including Quelpart, Port Hamilton and Dagelet), Formosa and the Pescadores...

米英共同草案

1951年(昭和26年)5月3日 所蔵:英国国立公文書館
提供:(公財)日本国際問題研究所

資料2
米英協議議事録

1951年4月25日から5月4日にかけて、ワシントンで集中的に行われた米英協議のうち、第7回協議において、米英双方の代表団は「日本が主権を放棄する領土のみを特定する」ことが望ましい旨を合意し、米国草案の朝鮮放棄規定に、「済州島、巨文島及び欝陵島の3島を挿入」する必要があることを確認。

資料抜粋(訳)

米英双方の代表団は、日本が主権を放棄する領土のみを特定することが望ましい旨合意した。この関係で、米国の第3条は、済州島、巨文島及び欝陵島の3島の挿入を必要とするであろう。

米英協議議事録

1951年(昭和26年)5月2日 所蔵:英国国立公文書館

▲ ページトップへ戻る

竹島トップ