平成15年度I種試験受験者の官庁訪問については、地方在住受験者の地理的・経済的条件に配慮し、可能な限り訪問機会の平等化を図るとともに、採用内定事務の効率化・円滑化、採用プロセスの透明性や公正性の確保等を図るため、以下の通り取り扱うこととする。
(1) | 官庁訪問の開始時期は、I種試験の第二次試験人物試験最終日である6月18日(以下「試験最終日」という。)の次の日(以下「訪問開始日」という。)以降とする。
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(2) | 各省庁は、第一次試験合格発表日から試験最終日までの間は、受験者に対する業務説明や面接等採用に向けた行為は一切行わないこととする。
第一次試験実施日から第一次試験合格発表日までの間は、人事院が主催する官庁合同業務説明会におけるもののみ行うことができる。
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(3) | 各省庁は、訪問開始日から7月3日までの間は、受験者に対し、内定、内々定に類似するような言動は一切行わないこととする。
また、各省庁においては、このうち訪問開始日から6月26日までの間は、受験者が訪問した同一省庁に同訪問日の翌日・翌々日は訪問しないよう、また、最終合格発表日である6月27日から7月2日までの間は、受験者が同一省庁に2日以上続けて訪問しないように指導するとともに、これに従わない受験者には、当該省庁の職員は会わないこととする。また、訪問開始日から6月26日までの間は受験者に対する業務説明を行う期間と位置付け、各省庁の業務に対する理解の増進を図る一方、採用面接は最終合格発表日である6月27日から行うこととする。(別添参照[PDF])
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(4) | なお、各省庁は、訪問した受験者への対応においては、できる限り待ち時間を縮減するよう努力するとともに、地方受験者に不利にならないよう、十分配慮することとする。
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(5) | 各省庁は、採用に当たり上記措置を担保するため、人事院に対して以下の措置をとるよう要請するとともに、各省庁のホームページにも採用に関する情報提供と併せ本申合せを掲載することとする。
1) | 第一次試験実施日と試験最終日の間の期間を可能な限り短縮すること
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2) | 第一次試験実施日と第一次試験合格発表日の間に志望省庁の選択のための情報提供を目的として官庁合同業務説明会を主催すること
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3) | 上記(1)〜(3)に関するポスターを作成し、各省庁及び主要大学に配布するとともに、同内容のチラシを作成し、各省庁を通じて受験者に配布すること
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4) | 第一次試験実施日及び第二次試験実施日に、受験者に対し上記(1)〜(3)を周知すること
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5) | 上記(1)〜(3)に違反する行為に関する情報があった場合、至急、事実関係の調査を行い、必要に応じて当該省庁に対しその是正を求めるとともに、各省庁にその事実を通知すること
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