診療カーによるオンライン診療の推進
仙台市・東日本電信電話株式会社
課題解決の分野 | 医療、介護、健康 |
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実施地域 | 宮城県仙台市 |
取組開始年月 | 2022年7月 |
詳細資料 | PDFを見る |
取組内容
本事業は、医療アクセスに課題を抱える患者宅等へ、医療機器を搭載し看護師が搭乗した診療カーを派遣し、遠隔で診察を行う取り組み。看護師が患者の傍にいることで、患者と医師双方で安全・安心でより質の高い診察が可能となる。遠隔でも同じ空間にいるようにスムーズな会話が可能なテレプレゼンスシステムや、東北大学も開発に関わり、通信を介しても的確に心音を捉える電子聴診器を採用することで対面診療との質的な差を限りなく小さくし、5G通信とスターリンクの利用により山間部や災害時でも安定的な稼働が可能。医師不足等の課題解決とともに、日常と災害時等をフェーズフリーにつなぎ、しなやかで強靭な「防災環境都市・仙台」を実現する。
取組の実績や効果
昨年度実装後、医療機関、患者ともに利用拡大中。診療カーの患者宅派遣により、通院が困難な患者の負担を軽減でき、利用者は大変満足されている。また、看護師派遣により、患者ではできない聴診器等の医療機器を扱う診療補助が可能。さらに、テレプレゼンスシステムと電子聴診器を用い、より対面に近い質の高い診療を実現。