スマートフォンアプリを活用した消防団の災害活動支援
長野県上田市
取組内容
人口減等で消防団員のなり手が不足するとともに、被雇用者団員の割合が増加し、特に平日昼間の時間帯で団員の出動率が低下する中、地域防災力の強化が課題となっている。被害を最小限に抑える為には、今までよりも災害現場の情報や出動可能な団員の情報を早期に取得・共有すること等による活動の負担軽減と質の向上が求められる。また、団員の出動報酬支給には各団員の活動時間集計が必要であり事務作業も煩雑化。火災出動が年間250件を超え、延べ人数約2,300名にのぼる本市では、集計作業の効率化が急務。コミュニケーションツールを核とするデジタルの活用により、消防団活動に係る課題を解決し地域防災力の強化に貢献。
取組の実績や効果
(出動指令の受令から消火活動開始までの手順を削減)
【取組前】5手順
【取組後】3手順
(分団長が団員の出動実績をとりまとめ、団本部へ報告書を提出するまでの所要時間を削減)
【取組前】3時間(手作業で実績を集計し、報告書を作成)
【取組後】15分(アプリで実績を確認し、報告ボタンを押す)