〔五・二七、報知〕隱岐の島西郷港と釜山間約百二十哩の中央に位する無人島は、日露戰役の當時命名して竹島といふ全島奇岩怪石より成り、男島女島相對して屹立し、其間に凱旋門の形を成したる自然橋ありて、二島を連絡し、島根のこゝかしこに平面積の岩礁隱見せり、周圍約一里、四邊斷岩突起伏沒して洞窟あり、遂道あり、青苔滑かに唯だ女島の一角より、斷岩を攀ぢて登るを得べきも、男島は絶對に登るべからず、女島の最高所は水面を拔くこと二丈餘にして、少しく平面積を有せり。男島の最高所には、六角形をなせる岩柱直立し、人工もて刻み成せるに似たり。
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資料タイトル | 日本海の奇岩島(報知新聞) |
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作成年月日(西暦) | 1908年05月27日 |
作成年月日(和暦) | 明治41年05月27日 |
編著者 | 門司特派員 |
発行者 | (株)報知新聞社 ((有)新聞資料出版) |
収録誌 | 報知新聞<朝刊>(新聞集成明治編年史 第13巻) |
資料概要 | 竹島の自然環境、漁業を紹介している。現在は島根県の漁民が毎年3月から9月に出漁し莫大な成果がある。9月以降は波浪激しく出漁できない。などとの事実を伝えた。 |
言語 | 日本語 |
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公開有無 | 有 |
所蔵機関 | 島根県立図書館![]() |
媒体種別 | 紙 |
数量 | 1ページ |
資料番号 | T1908052700102 |
利用方法 | 島根県立図書館で閲覧 |
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