▲竹島は二個の大なる島からなつて居る一島は高さ四百尺他の一島は凡そ二百六十尺高い方の島は到底登ることは出來ない低い方の島の西部には小石の多い砂濱がある漁船は多く此塲所に繋ぐ砂礫の上には二間四方程ある小舎を建つ小舎の南方岩に掛けたる楷子あり之を傳ふて山に登るへし道と云ふ道は少しもないのてある登ること凡そ二十間にして絶壁あり瞰下すれば海水は其下に襲ひ來り怒濤渦を巻く架するに丸太木を以てす長さ二間之を踏んて對岸の岩に取り着くのてある同行者に一人あり顔色灰の如く遂に渡らすして歸れり此異樣なる橋を渡れば何ぞ知らん益危険なる塲所に向はんとは
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資料タイトル | 竹島渡航日記(五)(山陰新聞) |
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作成年月日(西暦) | 1906年04月12日 |
作成年月日(和暦) | 明治39年04月12日 |
編著者 | 旅行者 某生 |
発行者 | (株)山陰新聞社 |
収録誌 | 山陰新聞 |
資料概要 | 竹島視察の同行者による旅日記。5回目は、竹島2島の地形、自然環境、危険を冒しながら山に登る様子等が記されている。そして、波浪が強く、避難するために鬱陵島に向かい、同島の苧洞に到着したとある。 |
言語 | 日本語 |
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公開有無 | 有 |
所蔵機関 | 島根県立図書館![]() |
媒体種別 | マイクロフィルム |
数量 | 1ページ |
資料番号 | T1906041200102 |
利用方法 | 島根県立図書館で閲覧 |
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