調査のあらまし(海洋)
5月15日午前9時半那覇出港の図南丸(159トン)で出発した。尖閣列島は台湾の東海をあらう黒潮の北東転向点にあたり海洋学および生物地理学上重要なところであるが、従来この方面の海洋学や生物学的研究はまだまだじゅうぶんではなかった。これは同列島が交通不便な僻遠の洋上にあるためであろう。現在南北両小島のカツオドリやアジサシ類は近海出没者によって乱獲されているが海鳥類は、その群集状態により魚類の来集およびその種類、移動の方向を察知し漁業者にとって有益なものであるのでこのような乱獲は誠に遺憾であり何とか海鳥の保護につとめねばなるまい。
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琉気時報No7「尖閣列島海洋調査報告」
資料タイトル | 琉気時報No7「尖閣列島海洋調査報告」 |
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作成年月日(西暦) | 1963年05月 |
作成年月日(和暦) | 昭和38年05月 |
編著者 | 伊志嶺安進/琉球気象台 |
発行者 | 琉球気象台 |
収録誌 | 琉気時報No.7 |
資料概要 | 1963年尖閣諸島アホウドリ調査団に参加した伊志嶺安進による報告書。 |
言語 | 日本語 |
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公開有無 | 無 |
所蔵機関 | 尖閣諸島文献資料編纂会![]() |
媒体種別 | 写真 |
数量 | 5 |
資料番号 | S1963050000103 |
利用方法 | |
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