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孤独・孤立対策担当大臣から皆さまに向けて

坂本大臣写真

孤独・孤立対策担当大臣

坂本大臣署名

 皆さんこんにちは。孤独や孤立感の中で様々な悩みを持っていらっしゃる方々に何が出来るかを政策として実行していくための大臣を拝命しています坂本哲志です。
 今の社会いろいろな問題があり、毎日が凄いスピードで過ぎて行きます。そんな中、一つのことでつまづくと一人で悩んでしまい出口が見えなくなってしまいます。
 ちょうど5年前、熊本地震がありました。午前1時過ぎの真夜中でした。私は熊本の自宅でそれを体験しました。柱時計やタンスが倒れ、金魚を入れていた水槽が割れ、瓦が落ち玄関のドアは開かなくなりました。妻、子供や孫たちと近くの中学校のグラウンドに避難し、余震が続く中、一夜を明かしました。
 朝、一帯を見回ると大変な状況でした。山や橋、トンネルが崩れ、ほとんどの家屋は全壊か半壊でした。皆さん呆然としておられました。私もただただ考え込むばかりで、この地域の国会議員として、この後、果たして地域を立て直す事が出来るんだろうかと、一人閉塞感と孤独感に悩みました。
 避難所に多くの方々が布団などを持ち込み家族ともども不安におののいておられました。「これからどうなる」その気持ちは私と一緒でした。この時私は皆さんと同じ立場にいる、皆さんに相談しながらこれから一つ一つ復旧を進めて行くことが最も大切だ、と決意しました。話を聞き、相談する、そしてつながりを保っていくことの繰り返しが一番大切な事だと、分かりました。熊本地震の復旧・復興はその後、順調に進んでいます。

 孤独・孤立対策担当室が発足した時、職員の皆さんに私は、2019年の東大の入学式で社会学者の上野千鶴子先生の来賓あいさつを引用しました。それは「あなた方は頑張って選抜されてここに来た。しかしこれからは頑張っても公正に報われない社会があなたたちを待っている。大学で学ぶ価値とは、既にある知を身につけることではなく、これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を身につける事なのです」というものです。
 孤独・孤立を担当する職員の皆さんには「これまでのお役所仕事とは違う風景の中に立つのだから、これまでの役所で身につけた知とは違った知を身につけて対応して欲しい」という事を言いたかったのです。

 孤独・孤立で悩んでいる皆さんもこれまで頑張って来られたと思います。しかし、頑張っても頑張ってもどうしようもない状況に追い込まれるときは必ず誰にでもあります。
 そんな時はいろいろな方々とつながって、相談して新たに進む知を生み出すことです。相談することは恥ずかしいことではありません。新たな知を探すための一つの方法なのです。
 私も大臣として悩み、孤独感に陥るときもあります。そんな時は誰でもいいから相談すること、打ち明ける事、と思っています。そこからしか新しい知は生まれません。皆さんとともに進んで行きます。


【連絡先】
内閣官房  孤独・孤立対策担当室
〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1
TEL.03-5253-2111(代表)
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