デジ田 メニューブック DIGIDEN MENUBOOK デジ田 メニューブック DIGIDEN MENUBOOK

Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

対話型AI面接サービスSHaiN

株式会社タレントアンドアセスメント生産性向上

実施年度

第4回Digi田甲子園

主な実施地域

新潟県村上市

取組開始時期

2022年4月

関連タグ

取組内容

対話型AI面接サービスSHaiNは、株式会社タレントアンドアセスメントが開発した戦略採用メソッドに基づき、人に代わってAIが面接を行うサービスである。面接受検者はスマートフォンやタブレットを利用し、24時間365日、いつでもどこでも、AIと対話しながら面接を受けることができる。場所と時間の制約から解放されることによって、地方自治体においてはU・I・Jターン希望の優秀な候補者を獲得しやすくなり、また、遠隔地の学生にとっても学業や金銭の負担なくチャレンジの機会を得ることができる。2025年12月には自然な対話機能と多角的な評価項目を備えた「次世代版SHaiN」の提供を開始し、より自然な対話と多角的な評価を可能にした。

実績や効果

SHaiNは現在990以上の企業や自治体で利用され、日本で最も導入されているAI面接サービスとして広く導入されている。新卒・中途・アルバイトなどの採用面接のほか、内定者向けのフォローアップや社員アセスメント、社内の昇格試験としての導入も増えている。飲食店の松屋フーズにおいては店長昇格試験、日本郵便では郵便局長の評価面談時に活用され、人的資本経営面での活用が広く展開されている。AI面接の注目度は非常に高く、商談企業の4割以上が導入に至っている。

取組全体を通じて訴えたいポイント

SHaiNは、面接を受験する候補者が繕うことのできない資質を明らかにし、優秀な人材の確保を実現する。根拠説明が可能なAIを搭載しているため、EU諸国でのAI規制の観点からも安全性が担保されたサービスである。多くの自治体が抱えている採用の課題をデジタルの力で解決する。

地域の課題解決・魅力向上

対話型AI面接サービスSHaiNにより、地方が抱える採用の課題・人手不足を解決し、地方活性化へ大きく寄与する。時間や場所等の制約がない受検方法によって、地方で働き暮らすための第一歩を手伝い、適切な評価によって、働き続けるサポートをする。地域社会において最も重要な、地域に貢献する人材を確保する一助となる。

独自性・先進性

AIを用いる面接ツールの多くは、画像認識で表情分析などをしており、人種やジェンダー差別の観点で平等が担保されるとは言い切れないという課題がある。SHaiNは画像認識を使用せず、候補者の回答内容を戦略採用メソッドに基づいて評価するため、根拠の明示が可能で、EUでのAI規制の観点からも安全性のあるサービスである。

持続性・発展性

面接を受験する候補者の面接から得られた評価情報などのデータは、採用計画や個人の配属・育成の参考にするなど、入社後もあらゆる局面で人的資本経営面においても活用することができ、持続性・発展性のある取り組みにつながる。

他地域への横展開

既に各地方自治体において職員採用や面談でのご利用のほか、SHaiNを導入した企業への助成、U・I・Jターンを促す施策などの連携協定も進んでいる。一例として新潟県村上市では正規職員採用での活用、三重県四日市市では嘱託職員の契約更新面接で活用されている。

取組を進めるうえで苦労した点

面接受検者の利便性向上や企業側からのニーズを受けての改善は随時行っており、2025年12月には受検者がより自然に話しやすくなるよう次世代版SHaiNを開発した。AIが回答を反映しながら会話を進める「反映的傾聴」、受検者の話に言葉を添え質問する「積極的傾聴」など、対話機能の実装には高い技術的壁があったが、これを乗り越えることで面接体験の大幅な向上を実現した。

取組の成果を上げることが出来た秘訣・工夫

SHaiNは「採用は人間が行うべき」というこれまでの概念に反し、人間よりも公平公正な面接という新しい常識を誕生させた。SHaiNの根幹には戦略採用メソッドがあり、そこに多くのデータを読み込ませた信頼できるサービスだからこそ、評価への違和感や不安感についても明確な評価根拠の提示が可能となっている。

今後の展望

SHaiNは採用におけるプラットフォームを目指し、人材を広く採用しやすくするだけでなく、地域格差の解消や自治体への貢献を図り、幅広い人材確保と多様性を推進する。また、面接データの活用により、人的資本経営面において、的確な配置や教育・育成の指標づくりに貢献する。