デジ田 メニューブック DIGIDEN MENUBOOK デジ田 メニューブック DIGIDEN MENUBOOK

Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

ごみ収集サービス:ReGoMe(リゴミー)

株式会社アイシングリーン社会の形成

実施年度

Digi田甲子園 2023

主な実施地域

愛知県日進市

取組開始時期

2023年7月

関連タグ

デジタルを活用した取組の全体概要

当社のカーナビゲーションや位置情報技術を活用し、地域住民が便利で住みやすい街づくりに貢献する。当初の取り組みとして、住民からの粗大ごみの収集依頼から収集実施・業務管理までの効率化を実現するクラウドシステム「ごみ収集DXリゴミー」を導入。従来は住民からの依頼は電話受付のみであったが、Web上での受付も行えるようにし、受付後の管理者や実施者への効率的な情報共有を実現。また、従来の紙による収集業務の実施・業務管理をデジタル化することで効率化やペーパーレス化を推進。今後は粗大ごみだけでなく、一般ごみのステーション情報や収集ルートのデジタル化も行う。自治体職員やごみ収集業者の負担を低減し、働きやすさの実現を目指す。

実施に至る経緯・動機

当社はカーナビゲーションで培った位置情報活用技術を軸に社会課題の解決を目指している。ごみ収集DXリゴミーでは当社の位置情報活用技術とIT ・デジタル技術の融合により、粗大ごみの収集依頼から依頼受付・管理・収集業務までをDX化、住民サービス向上と自治体の業務効率化・職員の働きやすさを同時に実現。

解決する課題の具体的内容

ごみ収集DXリゴミーの導入で粗大ごみ収集依頼がしやすくなることにより、共働き家庭など時間制約のある住民にとって住みやすい街になる。また、収集業務や一般ごみのステーション情報管理に使用する紙地図をデジタル地図に置き換えることで、紙の使用を削減し、でカーボンニュートラルが推進できる。同時に自治体内の生産性向上も行え、自治体職員や収集業者が働きやすい労働環境が実現する。

デジタルを活用した取組による成果

導入開始後の効果(カッコ内は年間で見込まれる期待効果)
①自治体職員の工数低減 ▲16時間/月(▲192時間/年)
②収集員の工数低減 ▲6時間/月(▲72時間/年)
③電話受付業者の工数低減 ▲16.7時間/月(▲200時間/年)
④紙資源の削減 ▲400枚/月(▲4800枚/年)

本取組の特徴的な点やデジタルの活用において工夫した点

自治体及び収集業者の業務を深く理解するために1日の業務にすべて同行し、どうすればより良い業務になるかを一緒になって考え、実証実験を実施し、自治体職員、委託業者、市民に協力を得た上で、アンケートやヒアリングによるフィードバックを繰り返した。

デジタル化を実施するにあたり、苦労した点と対応方法

複雑な粗大ごみ収集の既存のルールがあり、属人化と業務改善の妨げになっていたため、自治体の方々と一緒にルールの見直しを実施、業務のスリム化とシステム化を推進。またITに不慣れな方もいたため、実証実験を通して、本当に使いやすいUI・UXを自治体の方々と共創した。

今後DX化に取り組む自治体等へのアドバイス

自治体と企業がDX化を成功させるためには、以下のポイントを押さえることが重要である。
企業が自治体に的確な提案を行えるよう、困りごとや現状の業務方法、その背景など、情報共有の徹底、
自治体と企業が共通の目標を持ちその達成に向けて協力し合う姿勢、
密なコミュニケーションによる連携強化。

問い合わせ
部署
株式会社アイシン ビジネスプロモーション部
電話
0566-62-8135
メールアドレス
ReGoMe-support@aisin.co.jp