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Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

DXを活用した下呂市DMOによる地域活性化

一般社団法人下呂温泉観光協会観光、文化、娯楽

実施年度

Digi田甲子園 2022冬

主な実施地域

岐阜県下呂市

取組開始年度

2011年度~(地域データ活用)/ 2020年度~(DX活用)

関連タグ

デジタルを活用した取組の全体概要

  • 宿泊施設のデータを収集・分析して、プロモーションを検討する体制を構築。また、Google AnalyticsやCRMアプリなどの様々なツールを活用することで、変化の早い観光市場に対し現状把握をして効果的なプロモーションによる実績をつんでいる。月次レベルのデータ分析(HP閲覧数、宿泊データ等)や機会をとらえたニーズ調査等により、誘客プロモーションや観光コンテンツ造成等を実施。特に、誘客プロモーションは月次での迅速な打ち手が成果に繋がり地域住民の豊かな生活の質の向上に寄与。

    (具体的な取組)

    • Google AnalyticsによるHP閲覧数の分析による誘客プロモーションの実施
    • 宿泊データ分析システムの活用による生産性向上及び戦略策定・プロモーション
    • CRMアプリ(下呂温泉郷公式アプリ)による顧客情報管理及びプッシュ配信・メール配信の活用によるリピート促進
    • 「おでかけウォッチャー」 市内各観光スポットへの人流把握による効果的な情報発信
    • ウネリー 交通手段別動向調査の人流把握による効果的な情報発信
    • Wi-Fiポケットセンサによるスポット毎の滞在時間の把握
    • 宿泊データ分析システムと連携した産業連関表による経済波及効果の把握
    • 乗換案内アプリ「ジョルダン」×カレンダーアプリ「ジョルテ」
    • 着地型共通IF「スマートシティモード(地域モード)の活用による広域集客と周遊促進

デジタルを活用した取組による成果

アウトプットベース
  • 2020年3月 下呂温泉宿泊者数:72,774人 前年対比7割(全国的には前年比3割程度)
  • 2021年度  下呂温泉宿泊者数:582,564人(前年比+113.7%)
  • 2022年11月現在 下呂温泉宿泊者数累計:613,089人 令和元年度比累計で85%回復
アウトカムベース
  • 「ヒト・モノ・カネ」が循環し観光消費額の確保による地域住民の豊かな生活の質の向上にも繋がってる。

取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫

DMOとしては、地域主体で自らが様々なDXツールを活用し客観的な事実に基づく現状を把握するこで、変化の早い観光市場に対して素早い誘客プロモーション(SNS・WEB広告等×アナログ)を実施できた。各事業者においては、全事業者が活用できているわけではないが、DXツールの可能性に挑戦する意識の醸成に繋がった。

取組を進めるうえで苦労した点

様々なDXツールを活用するために、地域・事業者等への理解促進や説明・説得に対して、認識の温度差がある部分に苦労した。

今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス

様々なDXツールがあるなかで、まずは挑戦することが重要と感じている。そこから改善する点や必要なことが見えてくるため、一歩ずつ進める事が重要だと思う。
連携団体
下呂市、下呂市エコツーリズム推進協議会、下呂温泉旅館協同組合、下呂商工会、観光施設、市内観光協会、JTB、ジョルダン、ジョルテ、中部電力ミライズ、サイモンズ、ウネリー、リクルート他
問い合わせ
部署
一般社団法人下呂温泉観光協会
電話番号
0576-24-1000
メールアドレス
info-gsta01@gero-spa.com