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Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

しっかり稼ぐデジタル女性人材育成拠点『おしごとハブ』

株式会社ウェブサイト企業の生産性向上

実施年度

Digi田甲子園 2022冬

主な実施地域

宮崎県宮崎市

取組開始年度

2021年度

関連タグ

デジタルを活用した取組の全体概要

  • 女性が集まりやすいスーパーに女性のデジタルスキル習得支援拠点「おしごとハブ」を設置し、学習のみならず実際の「お仕事」を受託できる仕組みを構築。デジタルを活用した女性の新しい働き方の提案と地域事業者の生産力向上支援を担う。
    • 具体的には、以下のスキル習得レクチャーを実施。
    •    ・写真の加工、画像の作成(Photoshop)
         ・WEB3.0、NFT、メタバース、DAO
         ・Vチューバ―
         ・クリエイターエコノミーについて
         ・マーケットイン、プロダクトアウト
         ・WEB、ワードプレスを仕事にするには
         ・ワードプレスカスタマイズ
         ・illustratorでチラシ制作
         ・フリーランスの心得など
    • スキルアップのためのお仕事実施として、以下の案件を受託(主なもの)
    •  (株式会社ウェブサイトからの受託案件)
        ・宮崎県観光サイトのメインバナー作成
        ・日本語学校の英語ページ制作
        ・ショッピングモールの商品情報入力
        ・リノベーション会社のインスタグラム運営代行
        ・スーパーマーケットWEBサイト更新サポート

       (ハブ生がスキル習得により独自に受託した案件)
        ・フラダンスイベントのチラシ、チケット制作
        ・カフェグッズのパッケージデザイン
        ・占いショップの公式LINEの開設
        ・企業のWEBサイト制作

デジタルを活用した取組による成果

アウトプットベース
  • 実践的なデジタルスキルを身につけるため、実施主体企業である株式会社ウェブサイトの仕事の一部をおしごとハブへ外注し学びと「稼ぐ」を同時に体験。
    • 2022年1月~12月の1年間で、おしごとハブ開催数:48回
    • 参加者数:延べ240名(ユニーク数 30名)
    • 実施したお仕事数:59件
    • ハブとしての受注金額:1,214,200円
アウトカムベース
  • おしごとハブで習得した知識を活用してハブ生がフリーランスとして活動を開始。
    • フリーランス者:5名
    • 独自受注した案件の概算:12件(1,050,000円)。WEB制作、チラシ制作、インスタグラム運営代行など。

取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫

地域の休眠人材がデジタルスキルを習得することで、地域にその恩恵が広がる、という信念でスタートしたが、予想以上の成果を得ることが出来た。個々のスキルが上がると同時に、おしごとハブへの仕事受注が増加している。また自信がついたことで独自に仕事を受注できるようにもなった。新オフィスも開設。

取組を進めるうえで苦労した点

自己資金でスタートし、1年目は人材育成に費やしたので、資金面は少し苦労したが、この事業の可能性があることを確かめることが出来たので、今後はさらなる事業化を進めていく予定である。

今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス

おしごとハブが主に担う役割は「ネットを活用した情報発信」の分野である。SNSやWEBの活用は今後ますます企業には必須の分野だが、ネットや広報に強い人材を自社で育てることも難しいのが現状。自社のファン作りやブランディングには、おしごとハブのようなチームを上手に活用していくことも必要かと思う。
連携団体
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