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Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

全国初!ローカル5Gを活用した遠隔医療による医療格差解消

徳島医療コンソーシアム推進協議会医療、介護、健康

実施年度

Digi田甲子園 2022冬

主な実施地域

徳島県(県内全域)

取組開始年度

2021年度

関連タグ

デジタルを活用した取組の全体概要

  • 徳島県が構築したローカル5Gネットワークを活用し、遠く離れた病院間での遠隔診療・遠隔診断をより正確・迅速に行うための環境を提供するなど、地方における医療格差解消に鋭意取り組んでいる。遠く離れた病院間で4K高精細映像の患者データが瞬時に伝送され、遠隔診療・遠隔診断をより正確・スピーディに行うことができ、患者や医師の利便性向上につながっている。

デジタルを活用した取組による成果

アウトプットベース
  • 遠隔診療拠点数(ローカル5G基地局設置病院) 2022年度末までに5病院
アウトカムベース
  • 地方において、患者・医師双方が長距離移動の負担なく専門医の診療を受けることができ、地域における医療格差解消につながっている。

取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫

  • 専門医の偏在による医療格差緩和のため、県内医療機関を高速ネットワークで結び、遠隔外来診療、診断支援、手術支援等が行える環境を構築。特に、皮膚科等の専門外来については超高精細画像の伝送に取り組むとともに、エコーや内視鏡といった動画をリアルタイムで送れることを生かし、若手医師の技術指導・支援を行っている。

取組を進めるうえで苦労した点

  • ローカル5Gは、キャリアの5Gと比べて、ネットワークや特性を自ら設定できるという優位性があるが、適正な設定を見つける点で苦労した。性能面、特に超低遅延の特性を生かし、キャリア5Gとの性能差をはっきり出せる様になったのは2022年度からである。医療器械も4Kや8K出力の対応が始まり、広帯域等さらなる性能向上が求められている。

今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス

  • 普及とともに価格低下が予想されていたローカル5G機器ではあるが、コロナ禍と半導体不足の大きな影響で、価格低下せず、接続端末も一般化していない。具体的にはPCが特殊であるとか、タブレットの対応機がまだ無い等の足かせが残っており、現状では適用する対象が限られることを理解して取り組んで欲しい。
連携団体
徳島県
問い合わせ
部署
徳島県政策創造部地方創生局デジタルとくしま推進課
電話番号
088-621-2142
メールアドレス
matsuoka_chiyo_1@pref.tokushima.jp