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Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

QRコード活用による駐車場の障害者割引精算の円滑化

株式会社ミライロ誰一人取り残されない社会

実施年度

Digi田甲子園 2022冬

主な実施地域

広島市

取組開始年度

2022年度

関連タグ

デジタルを活用した取組の全体概要

  • デジタル障害者手帳「ミライロID」にQRコードのスキャン機能を実装。本機能の活用により、連携するサービスに障害者手帳の情報が提供され、障害者手帳の提示なしに割引適用がなされるというもの。連携先第1号として、駐車場精算機と連携。
  • 連携する駐車場の増加や駐車場精算機以外のサービスとも連携することで、障害者やその周囲の家族や友人の外出促進と消費機会の拡大を図る。

デジタルを活用した取組による成果

アウトプットベース
  • 2022年8月のサービス開始以降、広島市の駐車場にて本取組の利用者は増加している。
アウトカムベース
  • これまでは、障害者手帳の提示や確認に時間を要していたが、障害者手帳の提示なしに障害者割引の適用を受けることができるようになったことで、障害者の利便性向上と事業者の負担軽減に加え、感染症対策にも繋がっている。

取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫

  • 障害者と事業者、双方の声に耳を傾けたことである。本システムを通じて、利用する障害者は負担軽減や利便性向上、提供する事業者は費用削減を実現する。両者の課題が解決できてこそ、持続可能なシステムになると考えている。

取組を進めるうえで苦労した点

  • 連携先をみつけることである。自社単独ではシステムを提供することはできず、精算機メーカーの協力が必要となる。誰一人取り残されない社会の実現のために、いかに重要なシステムであるかを説明し、連携を呼びかけた。

今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス

  • 障害者差別解消法の改正法が2021年5月に成立し、2024年4月1日から施行される。本システムの導入により、同法に従った適切かつ有効な対応ができるようになる。ぜひ、誰一人取り残されない社会を実現するという観点からも、DXを進めてもらいたい。
連携団体
アマノ株式会社
問い合わせ
部署
ミライロID 運営事務局
電話番号
メールアドレス
info@mirairo-id.jp