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Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

とっとり副業・兼業プロジェクト「鳥取県で週1副社長」

鳥取県立ハローワーク とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点企業の生産性向上

実施年度

Digi田甲子園 2022冬

主な実施地域

鳥取県鳥取市を中心に県内全域で実施

取組開始年度

2019年度

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デジタルを活用した取組の全体概要

  • 鳥取県内の中小零細企業の経営課題解決(販路開拓・生産性向上・新規事業開発)のため、都市部大企業等で活躍するビジネス人材等に「副社長」になってもらい、副業・兼業という形で、主にリモートで概ね週1回程度、アドバイスを行ってもらうというもの。

デジタルを活用した取組による成果

アウトプットベース
  • とっとり副業兼業サミットを活用した副業・兼業人材募集の告知
申込者参加者参加率
2019年度 リアル開催 244名125名51.2%
2020年度 オンライン開催 502名253名50.4%
2021年度 オンライン開催 508名366名72.0%
2022年度 オンライン開催 708名408名57.6%
延合計数 1,962名1,152名58.7%
アウトカムベース
  • 副業・兼業求人の募集サイトを活用したマッチング
応募者マッチング
2019年度 1,369名14社 25名
2020年度 1,239名60社 93名
2021年度 3,062名124社 220名
2022年度(11月30日時点) 2,920名139社 225名
延合計数 8,590名337社 563名
  • 2022年2月実施アンケート結果より(2021年度に副業兼業人材を受け入れた県内企業94社のうち、54社が回答)「Q:あなたの会社の経営課題は、副業人材のマッチングを通じて解決しましたか」の問いに対し、「A:約90%が解決済み、または解決に向けて進展している」と回答。

取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫

  • 公的機関である鳥取県立ハローワークと一体的に取り組むことで利用者からの信頼を得やすかったほか、月3~5万円の報酬単価を推奨することで、県内企業、都市部ビジネス人材ともに事業活用に対する心理的ハードルが低くなり、結果として、DX人材不足の本県において副業という形で多くのDX人材の誘致に成功した。

取組を進めるうえで苦労した点

  • 地方に貢献したいと考えている都市部DX人材に関心を持っていただくよう、県内企業が副業求人を出す際、その業務内容の切り出し方を工夫したほか、一過性の経営課題解決で終わるのではなく、都市部DX人材が副業の形で関わることで県内企業の社員のDX分野での人材育成にもつなげられるような長期的な視野で取組を行った。

今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス

  • 全国的に深刻な人手不足に加え、特に地方で大半を占める中小零細企業にとってはDX人材をフルタイムで抱えるだけの余力がないのが実態である。そのような中、都市部の優秀なDX人材に副業という形で地方企業の経営課題に寄り添っていただく、そういった大胆な視点の切り替えも今後は必要になってくるのではないかと考える。
連携団体
一般社団法人INSPIRE、パーソルキャリア株式会社
問い合わせ
部署
鳥取県立ハローワーク とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点
電話番号
0857-30-6720
メールアドレス
taro@tori-pro.jp