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Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

災害用備蓄品の在庫と出庫管理のデジタル化及びポータル情報公開

ベル・データ株式会社防災、安心・安全の確保

実施年度

Digi田甲子園 2022冬

主な実施地域

和歌山県西牟婁郡すさみ町

取組開始年度

2022年度

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デジタルを活用した取組の全体概要

  • 災害時に備えて備蓄品の個数、賞味期限、アレルギー対応有無、在庫充当率をデジタル管理。また、ポータルにて避難所毎の備蓄品在庫を可視化。さらに、スマートフォンオーダーシステムとも連動し運用。
  • (システム概要)
  • 災害時の備蓄品管理システム(以下、システム①)において、賞味期限やアレルギー対応食までデジタルデータで管理。
  • 住民要望把握をLINEのアンケート機能を活用して実施。
  • 住民要望と在庫を照らし合わせ、在庫品の避難所への出庫指示、在庫情報のスマートフォン(以下、システム②)から実施。
  • 防災観光ポータル(以下、システム③)で避難所毎の在庫情報を公開。
  • システム②による在庫移動はデータ連携基盤を利用し、システム①③に自動的に反映。

デジタルを活用した取組による成果

アウトプットベース
  • 自治体職員の在庫管理における賞味期限切れ防止。
  • 自治体職員の災害時における在庫移動情報の可視化による在庫把握間違い防止。
  • 災害時に町外の方へ避難所と避難所での物資を可視化。
アウトカムベース
  • 自治体職員の災害時の業務効率化。
  • 観光客の災害時における情報配信による安心感。

取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫

  • すさみ町、防災道の駅すさみ、関係事業者が南海トラフ大地震や津波被害という課題に対して一丸で課題解決に取組んだ点。
  • データ連携基盤を活用して、防災倉庫の在庫情報可視化、在庫情報を基にスマートフォンオーダー、スマートフォンオーダーに基づくドローンによる物資輸送、を実現出来た点。

取組を進めるうえで苦労した点

  • もともと紙ベースで管理していた防災倉庫や避難所の物資在庫情報を関係者がすさみ町内全域で確認しデータ化した点。
  • 既に防災道の駅すさみで利用していたスマートフォンオーダーを防災に活用可能なことを関係者で合意した点。

今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス

  • 防災分野においては、常日頃からの準備が大切でありその準備においてデジタルを活用することは大切ではないか。デジタルを活用することで迅速な関係者への情報共有、正しい在庫情報管理、が実現できると考える。
連携団体
すさみスマートシティ推進コンソーシアム
問い合わせ
部署
すさみ町役場 地域未来課
電話番号
0739-55-4801
メールアドレス
mirai@town.susami.lg.jp