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Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

AIの力で、広報DX。文字文字→グラフィックでわかりやすく。

株式会社POTETO Mediaその他(政策広報、行政サービス)

実施年度

Digi田甲子園 2022冬

主な実施地域

奈良県三宅町を中心に、兵庫県(神戸市)、長崎県(大村市)で実施

取組開始年度

2022年度

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デジタルを活用した取組の全体概要

  • 行政の広報発信は、文字が多く「わかりづらい」とする課題がある。多忙かつデザインに不慣れな行政職員の方でも、フォームに文字情報を入力するだけでグラフィックを作成できるシステムを用い、Webや広報誌、SNSを「わかりやすく」する取組。行政情報に特化したグラフィック作成AIを用い、最短20分で文字情報をグラフィックに変換。

デジタルを活用した取組による成果

アウトプットベース
  • 本取組で発信した広報誌に対する住民アンケートでは、78%が「とてもわかりやすい」、「わかりやすい」と回答。また、文字だけの発信に比べTwitterでの反応が238%、Facebookでの反応が454%に。
アウトカムベース
  • 住民に対し、より行政の情報が「届く、伝わる」ようになった。本取組により発信した広報誌を通じ、給付金の応募数が昨年比3倍に増加。
取組実施前後の数値比較
(取組前:2021年)
  • 広報誌をはじめとする感染症対策の情報発信に対して、広報誌をみた町民の約40%が「満足」と回答。
(取組後:2022年)
  • 広報誌に対する感染症対策の情報発信について、広報誌をみた町民の約78%が「わかりやすい」、「とてもわかりやすいと」回答。

取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫

  • 奈良県三宅町では、広報紙の制度情報をグラフィック化し町民に配布した。その結果、町の制度への申請数が想定の3倍以上増加した。他市では、公式LINEでグラフィック化した行政情報の画像を文字情報と共に発信した。その結果、LINEのアクティブ率が9%から20%に倍以上増加した。

取組を進めるうえで苦労した点

  • 画像生成AIのサービスがまだ少なく普及しておらず、本来は広報・発信でグラフィックを使った方がいいが、文字が多くなっている状況が続いていた。ただ、一度サービスを使ってもらうと、多くの方に画像生成のスピード感やグラフィックの視認度に感動してもらうことができた。結果として、サービスの導入につながった。

今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス

  • 初めからDXで大規模な変革は職員の意識改革が難しい。まずは小さなサービスから行うことで職員がDXに対する成功体験を重ねることができる。その成功体験が職員のDXに対する意識を上げることができるため、組織のモチベーション維持にもつながる。DXには段階的な取組や成功体験、モチベーションの共有が成功の鍵である。
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