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Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

相乗りオンデマンドmobiで挑む、新しい移動体験と地域共創

Community Mobility株式会社交通、物流

実施年度

Digi田甲子園 2022冬

主な実施地域

京都府(京丹後市)を中心に、北海道(室蘭市)、秋田県(大館市)、東京都(豊島区)、愛知県(名古屋市千種区)、大阪府(大阪市北区、福島区)、奈良県(奈良市)、三重県(明和町)、香川県(三豊市、琴平町)でも実施

取組開始年度

2021年度

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デジタルを活用した取組の全体概要

  • 生活圏内の「共有交通サービス」として様々な課題に挑む。AIルーティングを活用したエリア定額乗り放題のモビリティサービス(mobi)を提供。地域が抱える様々な交通課題解決に取り組むと共に、街全体の移動総量の創出や街全体の賑わい創出にも取り組んでいる。
  • mobiは最新のITやAIテクノロジーを活用したサービス設計。お客様からの配車依頼をAIによるリアルタイムなルーティングやマッチングによって、ユーザーの予約状況や道路状況を考慮して、最適なルートで目的地まで移動できるなど、リアルタイムの情報を瞬時に判断して快適な移動体験を提供。
  • また、KDDIの人流データ(スマートフォンデータ)を活用し、お客様の移動量の把握、どこからどこの移動(徒歩や自転車)が多く、このサービスの実装が必要となるのか、といった点について分析するなど、デジタルを活用したサービス提供を実現。

デジタルを活用した取組による成果

アウトプットベース
  • 展開済みエリアにおいて、これまで1万を超えるお客様にご利用頂いている。地方部では通院や商業施設への定期的な移動への活用、都心部では通勤・通学、お子様の習い事への送迎など、様々なシーンで活用頂いており、今後もさらに拡大していく予定。
アウトカムベース
  • お客様からは、mobiの存在により、普段行くことのない少し離れた場所への移動が楽になったなど移動総量の増加に一役買っていると認識している。
    (利用者アンケートで「YES」と回答した割合)
    ・移動が楽になった(55%)
    ・ライフスタイルに変化があった(70%)
    ・今後もmobiが必要だと感じるか(76%)

取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫

  • 昨今の交通課題解決(ドライバー不足を起因とした交通の維持)に向け、地域のステークホルダーの皆様と会話を続けることが重要と考えている。その土地にフィットする交通はその地域で暮らす皆様が一番知っていると思う。その方々との対話を続けることが重要と思う。

取組を進めるうえで苦労した点

  • 新しいサービス(オンデマンド交通)という点もあり、お客様への訴求が難しかった。但し、自治会のご協力もあり利用促進に向けたイベントの共催、その中での利用促進に向けた使い方教室の実施などを行うことでシニアの皆様にも徐々に受け入れて頂いている。

今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス

  • DX、デジタルは暮らしを変えるテクノロジーの1つですが、ご利用頂く住民の皆さまへの浸透が重要と感じる。テクノロジーとしてのデジタルを普及・導入させることがゴールではなく、それを使う皆さんが繰り返し利用する状態になってこそ真のDXなのではないかと考えている。
連携団体
問い合わせ
部署
Community Mobility株式会社
電話番号
050-1745-6330
メールアドレス
comm_area@willer.co.jp