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Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。

ピッキングアシストロボット ラピュタPA-AMR

ラピュタロボティクス株式会社交通、物流

実施年度

Digi田甲子園 2022冬

主な実施地域

埼玉県を中心に、東京都、神奈川県、千葉県、大阪府で実施

取組開始年度

2020年度

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デジタルを活用した取組の全体概要

  • 物流倉庫ピッキング作業の負担軽減や作業効率の向上と省人化・自動化を促進する「協働型ピッキングアシストロボット」を開発。各倉庫が持つ倉庫管理システム(WMS)と当社開発の「クラウドロボティクス・プラットフォーム(rapyuta.io)」が連動し、群制御機能を用いて作業員にとって最も効率の良いピッキングルートを自動算出し、物流DXを促進。日本で初めて、ピッキングアシストロボットのサービスを商用化した取組。
    • rapyuta.ioが倉庫管理システムの入出庫情報と連動し、必要な時に必要な台数のロボットを効率的に作業させることが可能。また、rapyuta.io に搭載されているAI駆動型の群制御機能により、多種・複数台のロボットを協調制御することが可能。

デジタルを活用した取組による成果

アウトプットベース
  • 2020年7月、日本通運株式会社にラピュタPA-AMRを10台導入し、その後、佐川グローバルロジスティクス株式会社(SGL)、京葉流通倉庫株式会社、2022年には、34台のラピュタPA-AMRをEC大手のアスクルに導入。生産性が約2倍へ向上。その後も、日本ロジテムへの導入を行い、ECピッキング処理数を約2倍に向上。2023年度も引き続き、導入予定が控えている。
  • これまでに6企業(拠点)へ導入済み(2022年11月現在)。導入企業は現場で活用できるロボットとして評価いただき100%継続利用中(同)。

取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫

  • ロボットをクラウド環境から効率的に管理、運用でき、複数のロボットを独自の群制御技術によって協調制御可能なシステム。
    1.独自の群制御システム:複数台制御。
    2.柔軟、迅速対応:要望によりハードウェア仕様変更、ソフトウェア改良を適切に実行。品質と顧客満足度向上が実現。
    3.少額投資:倉庫既存配置をそのままで導入が可能。月額利用で波動に応じた台数利用で柔軟な運用可能。

取組を進めるうえで苦労した点

  • 物流現場のニーズを探りながら、テクノロジーを活用して現場で使えるソリューションにするまでの過程はチャレンジであった。「人」は最も予測がつきにくく、突然現場を離れたり、作業にあたる人数が少なくなったりする可能性がある。人の不確実な要素をいかに取り除いて、オペレーションが回る仕組みを作れるかが、難しかった。

今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス

  • 労働人口の減少は物流業界以外にとっても大きな課題となっている。しかし、大掛かりなロボット導入は設備全体の入れ替え、多額投資と現状のオペレーションを止める検討を必要としてしまう。弊社のソリューションは既存倉庫へ簡単に導入可能で、確実な実績も積み上げている。初期投資を抑えつつ、徐々に自動化へ移行できる施策を導入することがDX化の第一歩となるのではないかと思う。
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