Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。
デジタルを活用した取組による成果
アウトプットベース
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(生徒と向き合う時間の創出)
- 採点業務時間の削減 東京都立高校 ▲49%削減 (東京都教育委員会調べ)
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(指導の質改善)
- 個に応じた指導の実現
- データを用いたエビデンスに基づく授業、指導、評価の実現
アウトカムベース
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(データの蓄積・分析・活用により実現した先生の行動変容例とその効果や影響)
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教員間で、なぜこの問題の正答率が低いのか、生徒のつまづきポイントを分析した。
→(教員)指導の質の改善 -
設問ごとの正答率をフィードバックすることで、生徒の危機感を醸成できた。
→(児童・生徒)自身の結果を振り返り、自律的に学習をするようになった。 -
詳細なテスト結果データから生徒の苦手範囲を把握、早期に個別指導などの手当てができた。
→(児童・生徒)個別に最適化された学びの実現 -
保護者との会話で「エビデンス」を求められたとき、データを示して説明ができた。
→学校における子どもの学習状況を、具体的に把握することができるようになった。
取組の成果をあげることが出来たポイント・工夫
- 先生が、これまでも評価に児童・生徒の評価に用いてきたテストのデータが、簡単かつ詳細に蓄積できるようになった。
- 蓄積したデータを、様々な切り口で可視化できる機能が充実していたこと。
- データを基にした教育の質の向上に取り組む複数の自治体との先進的な実証研究から、先生のニーズが見えてきたこと。
取組を進めるうえで苦労した点
- 2017年当初は採点支援システム自体の認知が広まっておらず、業務改善の価値を体感して認識いただくまでに時間を要した。
- 先生は多忙なうえ、データの活用に慣れていないため、最初は人手による手厚いサポートが必要であった。
今後、デジタルの活用に取り組もうとしている企業や自治体へのアドバイス
- 利用者にとって必須、かつデジタル化によって楽になる業務にフォーカスすることが重要(今回は採点業務)。
- DXは、業務を効率化して終わりではなく、蓄積されたデータをいかに活用するかということがポイント。
- データを使って改善されること(個に応じた指導等)を明確にし、DX化することの意義を共有すると進みやすい。
- 問い合わせ
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- 部署
- 大日本印刷株式会社 教育ビジネス本部