Digi田甲子園の事例を中心に、
デジタルを活用した地域の
課題解決や魅力向上の優れた
取組をご紹介します。
実施に至る経緯・動機
新たな通報手段の確保と、電話通報の職員対応の負担を減らす為。
解決する課題の具体的内容
- 導入までは電話等で不具合の連絡を受けることが多かったが、正確な場所の把握に手間取ることが多かった。また不具合内容も口頭での伝達では、補修材や機械等の選別するのが難しく、多種多量の準備が必要であった。
- 道路によっては、所管が市とは異なり、県などの場合があり、把握のために、別の地図を参照するなど、手間がかかっていた。
デジタルを活用した取組による成果
取組のアウトプット
令和1年度 (導入前) |
令和2年度 (導入後) |
令和3年度 | |
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道路損傷等通報件数 | 1,467件(電話) | 1,772件(電話) 392件(システム投稿) |
- |
公開型GIS「奈良市地図情報公開サイト」全アクセス件数 | - | 26,710件 (12月~3月) |
124,404件 |
取組のアウトカム
令和1年度 (導入前) |
令和2年度 (導入後) |
|
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市道の補修件数 | 161件 | 161件 |
総合的なアウトカム
令和1年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | |
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市道の道路損傷が原因の事故件数 | 30件 | 34件 | 28件へと削減 |
本取組の特徴的な点やデジタルの活用において工夫した点
- 本取組は、道路損傷の通報のみを目的にするのではなく、将来的な拡張を見据えて構築したため、トータルコストを抑えることができた。
- 本市では、本取組の前まで、市民に地図情報を公開するシステムとして「都市計画情報公開システム」を運用していたが、都市計画情報の公開に特化していたため、他の地図や機能の追加がなされずにいた。これを市が保有する様々な地図情報を公開する公開型GIS「奈良市地図情報公開サイト」にアップデートし、市民にとって使いやすく、多種の情報を公開できる仕組みに改修した。
- さらに、将来的に、道路損傷のみならず、その他の通報(公園遊具損傷等)が受け付けられるようシステムの拡張性を確保した。
- 連携団体
- (株)インフォマティクス
- 問い合わせ
-
- 部署
- 奈良市総合政策部DX推進課
- 電話
- 0742-34-4722
- メールアドレス
- dx-suishin@city.nara.lg.jp