QRコードを活用して青果物の集出荷をデジタル化
株式会社セラク
取組内容
農業生産物の集出荷現場では、生産者が等階級情報を段ボールに記載し、紙の伝票に必要情報を手書きする手間がある。集荷側でも多くの生産者から集まる伝票をもとに数を確認するため間違いのリスクもあり、そこから荷物を分荷するための伝票作成、FAXを手動で送るなど手間と時間がかかる。今回の取組では、出荷用段ボールに必要情報とQRコードが印刷されたシールを貼り、専用アプリで読み取るだけで規格や等階級ごとの出荷数を自動計測、集荷側に通知。集荷者の荷受けも、データに基づいて検品、分荷、出荷処理を行い、必要な伝票の自動生成と送信が可能となり、集出荷の効率化を実現。
取組の実績や効果
集出荷に要する時間について、農業者は約▲25%削減、JA職員は約▲85%削減。また、作業工程の中での誤りが発生するリスクも▲70%程度削減し、より早く正確な情報を販売先に伝達することが可能となった。