No.34 尖閣諸島の戦後の学術調査に関する資料

概要

 戦後の尖閣諸島における学術調査は、1950年(昭和25年)の高良鉄夫氏による調査を嚆矢としてはじまった。この時の経験を元に、高良氏は、こども向けの新聞に尖閣諸島の自然を紹介する記事を寄稿している。
 その後、高良氏は、1952、53、63、68年に調査団を編成して尖閣諸島の学術調査を実施し、琉球大学を中心に多くの地元研究者が参加した。
 以降も、1971年(昭和46年)に琉球大学による調査があり、この時は、琉球大学教授他、15名の専門家等から成る調査団が結成され、尖閣諸島の動物、植物、地質、水質、海洋観測及び漁場の総合的な調査が行われた。この調査には、琉球政府農林局琉球水産試験場(※1)所属の試験船「図南丸」が使用されるなど、琉球大学と琉球政府の合同調査としての性格も併せ持った調査であった。
 1979年(昭和54年)には、沖縄開発庁による学術調査が実施された。地質、陸上動物、水中動物、植物等に関する調査が行われ、尖閣諸島に関する貴重な学術的知見が蓄積されている。

関連する資料集

尖閣諸島に関する研究・解説サイト

・時代別テーマ解説:時代区分Ⅳ(5) 調査関連
資料番号 年月日 資料タイトル 所蔵機関(注) 行政文書綴り等(注)
No.64 1950年(昭和25年)9月15日付うるま新報記事 尖角列島訪問記(一) 沖縄県立図書館 『うるま新報』
No.65 1971年(昭和46年)3月26日 [尖閣列島総合学術共同調査の実施について] 沖縄県公文書館 『支出決議書 1971年度』

尖閣諸島ポータルサイト

資料番号 年月日 資料タイトル 所蔵機関(注) 行政文書綴り等(注)
S1950000000103 1950年(昭和25年) 1950年調査写真 尖閣諸島文献資料編纂会 -
S1950091500102 1950年(昭和25年)09月15日 尖角列島訪問記(1)(うるま新報) 沖縄県立図書館 うるま新報社
S1950091600102 1950年(昭和25年)09月16日 尖閣列島訪問記(2)(うるま新報) 沖縄県立図書館 うるま新報社
S1952000000103 1952年(昭和27年) 1952年調査写真 尖閣諸島文献資料編纂会 -
S1952000000203 1952年(昭和27年) 1952年調査写真(2) 尖閣諸島文献資料編纂会 -
S1952030800102 1952年(昭和27年)03月08日 尖閣列島への調査団 顔ぶれ決まる(沖縄タイムス) 沖縄県立図書館 沖縄タイムス
S1952042900102 1952年(昭和27年)04月29日 尖閣列島学術調査団帰る(沖縄タイムス) 沖縄県立図書館 沖縄タイムス
S1952050000103 1952年(昭和27年)05月 八重山群島植物誌 沖縄県立図書館 八重山群島植物誌[琉球林業試験場集報No.1]
S1953000000103 1953年(昭和28年) 1953年調査写真 尖閣諸島文献資料編纂会 -
S1963050000103 1963年(昭和38年)05月 琉気時報No7「尖閣列島海洋調査報告」 尖閣諸島文献資料編纂会 琉気時報No.7
S1971000000103 1971年(昭和46年) 1971年調査写真 尖閣諸島文献資料編纂会 -
S1971032600101 1971年(昭和46年)3月26日 [尖閣列島総合学術共同調査の実施について] 沖縄県公文書館 一九七一年度 支出決議書
S1971070000103 1971年(昭和46年)07月 尖閣列島学術調査報告 1971年7月 沖縄県公文書館 尖閣列島学術調査報告
S1979000000103 1979年(昭和54年) 1979年調査写真 尖閣諸島文献資料編纂会 -
S1982050000103 1982年(昭和57年)05月 10年のあゆみ 昭和57年5月 沖縄県立図書館 10年のあゆみ 昭和57年5月
  • 所蔵機関・行政文書綴りは、研究・解説サイトの資料集の掲載のものを記載していますが、実際には複数の機関・綴りで同一文書の写しを保存しているケースがあります。

関連する主な行政文書などの綴りなど

行政文書などの綴りのタイトル 所蔵機関(請求番号など)(注) 概要
『尖閣列島学術調査報告』 国立国会図書館
(M74-23)
1970-1971年の琉球大学による尖閣諸島の学術調査の報告書。
沖縄開発庁『尖閣諸島調査報告書 : 学術調査編』 沖縄県立図書館
(40-O52)
1979年の沖縄開発庁による調査のうち学術調査の報告書。