No.24 民間人による尖閣諸島の調査

概要

 明治期には、尖閣諸島において2回の主要な学術調査が実施された。最初は、羽毛採取事業によってアホウドリが激減し、事業継承を危ぶんだ古賀辰四郎が宮島幹之助(帝国大学(現東京大学)理学士)に久場島のアホウドリ調査を依頼したものである。宮島は、黒岩恒(沖縄県師範学校教諭)を伴い調査を行い、『地学雑誌』に学術記事を寄稿して魚釣島、久場島の開拓の様子や動植物相を報告した。
 二度目は、1908年(明治41年)6月、尖閣諸島各島に堆積する海鳥糞(グアノ)の採掘を事業化するため、古賀が恒藤規隆(農学博士)を招聘して行われた調査である。調査の結果は、恒藤が刊行した『南日本の富源』(1901年(明治43年))にまとめられ、後年、恒藤が著した回顧録の中でも、尖閣諸島の調査の様子に触れている。

関連する資料集

尖閣諸島に関する研究・解説サイト

・時代別テーマ解説:時代区分Ⅲ(3) 尖閣諸島の調査
資料番号 年月日 資料タイトル 所蔵機関(注) 行政文書綴り等(注)
No.37 1900年(明治33年)(写真、地図)
1900年(明治33年)10月15日(収録誌)
1901年(明治34年)2月15日(収録誌)
黄尾島 [地学雑誌所収久場島開拓写真] 東海大学付属図書館清水図書館 地学雑誌第12集第142巻
地学雑誌第13集第146巻
No.38 1936年(昭和11年) 予と燐鉱の探検 国立国会図書館 -
  • 所蔵機関・行政文書綴りは、研究・解説サイトの資料集の掲載のものを記載していますが、実際には複数の機関・綴りで同一文書の写しを保存しているケースがあります。

尖閣諸島ポータルサイト

資料番号 年月日 資料タイトル 所蔵機関(注) 行政文書綴り等(注)
S1899060300102 1899年(明治32年)06月 黒岩教諭の博物調査(琉球新報) 沖縄県立図書館 琉球新報1899年6月3日
S1908061400102 1908年(明治41年)06月14日 恒藤博士の講話(下) (尖閣列島の地質)(琉球新報) 沖縄県立図書館 琉球新報
S1910041400102 1910年(明治43年)04月14日 秦視学帰覇(沖縄毎日新聞) 沖縄県立図書館 沖縄毎日新聞社
S1910072300102 1910年(明治43年)07月23日 尖閣列島の宝庫愈開かる(琉球新報) 沖縄県立図書館 琉球新報
S1910080800102 1910年(明治43年)08月08日 尖閣列島窒素肥料(琉球新報) 沖縄県立図書館 琉球新報
S1914000000103 1914年(大正3年) ラサ島の燐鉱に就て J-STAGE 地学雑誌VOL.26(1914)No.4 pp.259-271
S1914030300103 1914年(大正3年)03月03日 大日本水産歴 国立研究開発法人水産総合研究センター中央水産研究所図書資料館 大日本水産歴
S1924101500103 1924年(大正13年)10月15日 沖縄植物総目録 沖縄県立図書館 沖縄植物総目録
S1934080000103 1934年(昭和9年)08月 地学雑誌 第46年 第546号 琉球島地学雑観 沖縄県公文書館 地学雑誌 第46年 第546号
S1936000000103 1936年(昭和11年) 予と燐鉱の探険 国立国会図書館 -
  • 所蔵機関・行政文書綴りは、研究・解説サイトの資料集の掲載のものを記載していますが、実際には複数の機関・綴りで同一文書の写しを保存しているケースがあります。