No.7 松前慶広、家康より黒印状を受ける。松前藩、北方の交易権独占。
概要
1593年(文禄2年)、蠣崎慶広は、豊臣秀吉から志摩守に任じられるとともに蝦夷地に来航する各地の船に課税する権利を与える朱印状を得た。さらに、1604年(慶長9年)、将軍徳川家康は、同人(松前慶広)に対して、蝦夷地での通商、交易を独占的に行えることを承認した黒印状を与えた。
関連する企画展パネル
「知られざる北方四島 -歴史・文化・自然―」「松前藩と蝦夷地」
関連する文書
文書名 | 所蔵機関(請求番号など)(注) | 概要 |
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『新羅之記録』 | 函館市中央図書館 (K08マツ6004) |
1646年(正保3年)に、松前景広が、幕命によって編纂された松前家系図に記述を補って作成した記録。函館市中央図書館のデジタル資料館に写本の画像が掲載されている。同書によれば、1610年(慶長15年)に、蠣崎慶広は、豊臣秀吉から志摩守に任じられるとともに蝦夷地に来航する各地の船に課税する権利を与える朱印状を得た(『森羅之記録 下』の13-16コマ)。 |
徳川家康黒印状 | 北海道博物館 (126730) |
北海道博物館ウェブサイトに同館所蔵の徳川家康黒印状のデジタル画像と翻刻が掲載されている。 |
- 複数の機関が所蔵している場合、複数の版が存在する場合は、主なもの、アクセスしやすいものを紹介しています。