境海上保安部(鳥取県)の柏博次部長を乗せて第四次竹島調査におもむいた巡視船「へくら」は、十二日午前五時二十分同島に到着し調査したところ、同島には韓国人約四十人(うち警察官七名)漁船三隻(いずれも約十トン、大成号、栄号ほか一隻)および伝馬船一隻を認めた。これら漁夫は潜水用具を使ってわかめ、かい類を採取しており、二日の第二次調査の際立てた日本領土の標識が韓国により撤去されていた。同六時十五分ごろ韓国官憲四名(略)が「へくら」を訪問、韓国側の意志として竹島は韓国領土であることを表明したが、我方はこれを拒否し同島は日本領土であることを通告して同八時下船させた。ついで「へくら」は竹島を一周帰途についたが、その途中、突然数十発の発砲を受け、人命には異状なかったが、ボートおよび後部左舷に命中弾二発を受けた。武器は大成号に自動小銃二丁を搭載しており警察官がピストルを携帯しているのがみとめられた。
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資料タイトル | へくら発砲受く! 竹島で韓国船から 外務省から厳重抗議(日本海新聞) |
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作成年月日(西暦) | 1953年07月14日 |
作成年月日(和暦) | 昭和28年07月14日 |
編著者 | |
発行者 | 日本海新聞社 |
収録誌 | 日本海新聞 |
資料概要 | 1953年7月12日、海上保安庁巡視船「へくら」が竹島巡視からの帰途に就いた時に銃撃された事件を報じている。 |
言語 | 日本語 |
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公開有無 | 有 |
所蔵機関 | 米子市立図書館![]() |
媒体種別 | 紙 |
数量 | 1ページ |
資料番号 | T1953071400602 |
利用方法 | 米子市立図書館で利用手続きを行う |
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